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横顔に 緑のカーテン 影落ちて

うだるような暑さが続きますが皆様体調はいかがでしょうか。寝苦しさゆえに、ついつい冷房や扇風機の風に直接あたりながら床についてしまうと、翌朝体がだるくなったり寝冷えして胃腸の調子を崩してしまったりと、悩ましいですね。
夏は暑いもの!それは変えられないのですが、涼しさを感じさせる事はできます。

ゴーヤのカーテン


私の通う図書館では毎年夏になると緑のカーテンを大窓にかけて日差しを心地よく遮ってくださいます。読書をしていると風が吹いて緑が揺れ、その向こうには青い空と惚れ惚れするような立派な入道雲がちらちらと見え、暑さ以上に夏を感じるような気がします。もちろん図書館はクーラーが効いていて快適だからそんな余裕があるのですが…。それでも、照りつける太陽に蒸されている簾から香る青い清々しい匂いや、冷たい飲み物に手をそえてみずみずしくなる女性の手。切なく一日の終わりを告げるヒグラシの鳴き声。
息苦しいほどの暑さだからこそ、涼しさを求める感性がより敏感に震えるように思うのです。

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