詩兼歌詞「畏」



私は死を恐れ 私は生を畏れ
その脆さと尊さに感服する。

ほどほどなジョークも再三スルーする
あの頃の自分の器は小皿のよう。

窓の外に降る豪雨はあの山の奥で
地に濾過され清らな水の川となりゆく。

日々の中で密かな傷もまた同じ
己を通して次のステップへの糧にする。

外へ昇る紫煙にも憂う猫が目にする
惑星の輝きは何億光年も先に伸びる。

発明とは破壊や感動の末の街に降りる
人々の思念というひとひらの花びら。





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