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『もやしもん』に思う、私が大人になれない理由

『もやしもん(11)』で高校生の西野円さんが持っている疑問に答えるため、大学生、院生の発酵蔵メンバーが「大人とは!?」について考えるんですが、彼らの出した答えは「わからない」でした。まぁ、明確な答えはないですし、各々がこれだって思える回答を今後見つければ良いと思います。

作中で宏岡亜矢さんも言っているように、大人という概念は自分からは常に遠いものです。例えば小学生の時には、中学生が大人に見えますし、中学生の時には高校生が、高校生の時には大学生が、大学生の時には社会人がそれぞれ大人に見えます。

上記から考えるに、大人とは自分とは属性の違う年上の人に貼るレッテルであって、自分に適用することはないのかもしれません。

かく言う私も、人生が半分ほど終わろうとしているのに、いまだに大人になった気がしません。当然10代、20代よりも落ち着きは出てきましたが、それは経験の蓄積と老化に過ぎません。

ちなみに現在の私が大人と聞いて想像するのは、夜景の見えるシガーバーとかで、バーボン飲みながら煙燻らすような人(CV:大塚明夫)です。これこそ私にとって自分と地続きでない年上の人のイメージなんでしょうね。

子供ができると、その子供との感覚の差から自分が大人になったこと(子供の感覚とは遠く離れたこと)を実感するのかもしれないですが、これまで学校や、仕事などで後輩や部下を持っても、自分が先輩や上司であると強く意識したことはなかったので、私が大人であることを自覚できるとは思えません。(まぁ、あくまで推測ですが)

ということで、あくまで私にとってですが、「大人とは(自分が決して到達できない属性)幻想にすぎない」と思うわけです。

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