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スポーツと感動について考える

今朝の新聞に「見ず知らずの小学生が徒競走をしているのを見て涙ぐむ」と「オリンピック」が関連付けられて語られている記事がありました。

スポーツに感動するというのは、その技術の素晴らしさがわかる人がその技術を習得するまでの時間に思いを馳せて感動しているんだと私は思っていましたが、上記の記事の流れからどうもスポーツの楽しみ方はそれだけではないようだと思い至り、心を揺さぶられる理由についてちょっと考えてみました。

一つ目はドラマパターン、これは「高校野球」がわかりやすいと思うのですが、練習の様子や前日の様子、試合の後の様子まで理解することで、選手に感情移入して楽しんでいるのだと思います。前後のストーリーを知らなくても、試合で起こる悲喜交交を楽しむというのもこちらに当てはまると思います。

二つ目は、自己投影パターン、これは「代表戦」が顕著に出る気がするのですが、スポーツチームや選手を、自分の所属集団の代表と見なして自分と同一視することで、スポーツを自分事化して楽しんでいるのだろうと思います。

三つ目は、鑑賞パターン、これは最初に記載したように自分が経験のあるスポーツにおいて、素晴らしい技術を見た際に、その技術を習得するための時間に思いを馳せたり、自分からは出てこない発想にただ感服し、スポーツ鑑賞を楽しんでいるのだと思います。

私自身はスポーツを全くみないので考慮漏れもあるかもしれないですが、おそらく上記のような理由のグラデーションで、多くの人はスポーツを楽しんでいるんだと思ったりしました。

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