見出し画像

ロックスターと政治

まずはじめに断っておくと、これは門外漢は政治を語るなと言う話ではない。

ロックスターだろうと、アイドルだろうと、俳優だろうと、サラリーマンだろうと、ホームレスだろうと、日本国籍を持っていない人だろうと、住んでいる以上誰しもこの国の政治についてワイワイガヤガヤしたらいいじゃん?と私は考えている。

では、何が言いたいのかと言うと、あるロックスターが政治について不明であった自分を恥じる発言をしていたのが、「なんか悲しかった」という話がしたい。

その人は政治や社会の仕組み等の、いわゆる一般常識を知るための時間を音楽に費やした過去があるから、音楽で大成し多くの人に感動を届けることができたハズだ。政治について不明であったことを恥じるというのは、その時間の使い方を否定しているような気がする。ファンとしてはロックスターの人生は肯定したいわけだよ。それに、成人全員が抑えておかなくてはならない常識なんてものを規程したら、息苦しくはないだろうか、多様性が失われはしないだろうか。

もう一つ、政治の話はステークホルダーが大量にいるので快刀乱麻というわけにはいかない、答えが出ない事が多い以上「わからない」も立派な回答だと認められる雰囲気が醸成されててもいいと思うんだけど、どうもそれがない気がする。興味がある人も、ない人も、複雑で回答の無い政治の問題に意見を持つことを強制されている気がする。なんにしろ強制されたくは無いものだ。

って感じで悲しかったという話。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?