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それ以前とそれ以降

東日本大震災から10年が経ちます。私は東京に在住していたので、家の中が大荒れに荒れたり、スーパーで物が買えなくなったり、輪番停電の対応で早朝出勤したりしたものの、大きな被害はありませんでした。ただ、あの日から物を持つということに対する感覚は変わった気がしています。

それまでは、物を持つことに対してポジティブな印象をもっていました。社会人になって自分の好きなものが買えるようになり、好きなものが増えることによって生活がより良くなっていくと考えていました。

それ以降は、物を持つことに対してネガティブな印象をもっています。好きなものを買えることはうれしいのですが、物が増えるというのはそれだけ不自由になると考えています。

この変化の根底には震災を通して、ものは突然失われる可能性があると実感したことがある気がします。

ぐちゃぐちゃになった、家片付けるのも大変でしたしね。

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