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おい、写真の現像忘れんなよ。

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寝れない私はコンビニに向かった。
寝酒を選んでレジに行く。
あとは少しのおつまみ。
覚えてないと思ってたコンビニのおじさんに声をかけられた。
髪型変えた?可愛くなったねぇ。あ、ありがとうございます〜、みたいな。
24歳になって初めて話した人物。言えない、寝れなくて寝酒を買いに来てる上に、ついこの意瞬間に24歳になった事を。
おじさんは相変わらずおつまみひとつと金麦1缶に対して箸2本とスプーンとフォーク1本ずつをつけてくれた。

寝れない私をアルコールとおじさんの優しさがほぐしてくれた。

ついになってしまった24歳。
ついにというほど何か24歳にあったわけでは無いけれど、
この早い誕生日、あんまり気に入っていなかった。
新学期のすぐに迎えてしまう。周りの子たちと仲良くなって誕生日を聞かれる頃にはもう終わっている。
9月の誕生日が羨ましかったな。
誕生日占い、私の周りには同じ誕生日の同級生が2人居た。
誕生日占いをする度に、あいつらも一緒の運命だなんて信じられるか!と唾を吐いていたが、妙に当たるから困ってしまう。
三つ巴、きっと神様が同じ運命の人間を近くに置いてくれたのかもしれない。
だからあいつらも次の婚期は40過ぎてからである、抜け駆けした奴がいたら許さない割とガチで。
そんな2人とはもう連絡も取ってないが、毎年誕生日には何となく存在だけ思い出す。何となく。
多分向こうもそんなもんだろう。

幼稚園の頃からの友達がいて、今でも連絡を取っているのが2人、遊ぶのは1人いる。
その一人は小学校中学校は離れたが、高校でまた再開し、合わせたわけでは無いが同じ専門学校へ通い、同じ業界で同じく社会人4年目に突入している。
出会ってもう20年も経っていて、しかもこうやって同じ業種で働いていると思うと何だか変な感じがする。
もうそういう感覚を感じる年齢になったのだ。
年を取りたく無いというのはそこまでは無い。
けど、24歳にしては経験値が浅くて困っちゃうなと思う、そこの焦りだけ積もる。
ふとした時に何してんだろ自分ってなるあの感じ、あの感じってターニングポイントになるように見えて、生理現象でしか無い。
あぁ、またこれがきた。みたいな、
諦めと言われたら、諦めなのかもしれない。
今まで積もったそのあの気持ちは、水に流れるのではなくジリジリと心臓の裏側らへんで山を作っていくのだ。
いつその山が噴火するのか、噴火したらそこがターニングポイントなのかもな。


最近ずっとうまく寝れない。
なんで寝れないのか、自分でもうまくわからない。
試しに買ってみた無印のよく寝れる匂いのアロマの奴、いまいち効いてるかよくわからない。
これはストレスなのか何なのか、仕事にもプライベートにもそこまでの変化はない。なにがこうしているのか。
漠然と、私は私の2022年24歳をいいものにできない気がしてならない。
全く駄目な感覚だ。
でも、この感覚に狂いが無い気がしてならない。
誰かにこれを狂わせてほしい、

お母さんが、お母さんの友達とマジックショーを観に行く口実の為に私の誕生日が使われた。
まぁタダで美味しいお酒とご飯と楽しいマジックを観れたのでそれはよかった。
目の前で鳩が出てきたし、似顔絵が動いたり意味わかんなかった。マジシャンになりたいな、私はファンタビが余計楽しみになった。

あんまり気に入ってなかったなんて言ってごめんね、好きだよ誕生日。

#日記
#なのか

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