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校舎建て替えのタイミングに当たりまくる

私は小学校、中学校、高校と、すべて校舎の建て替え時期に当たり、プレハブの仮設校舎もかなりの頻度で経験してきました。

プレハブ校舎は冬は寒く、夏は暑く、当時はクーラーもありませんでしたから、当時の気候でもなかなか大変でした。今の夏の暑さだったらきっと耐えられなかったと思います。

校舎建て替え中も授業は続くわけですから、プレハブ校舎は仕方がないとしても、よくもまあことごとく建て替えのタイミングに当たったものだと思います。

しかし、今思うと、小学校、中学校でぎりぎり木造校舎を体験できて、新校舎も体験できたのですから、良かったのかもしれません。

古い木造校舎の壁や床にはたくさんの子供たちの声がしみ込んでいるようでした。そして、校庭からの掛け声や、音楽室からの歌声が、教室で静かに授業を受けている私たちにも聞こえてきて、その思い出はなんだか温かさを感じます。

木造の音楽室や理科室には宝物がいっぱい眠っているようでした。音楽室で見つけた古い道具で失敗もしましたけれど。

結局卒業前には小・中・高とも一瞬ですが、新校舎を経験することができました。近代的な新校舎にはわくわくしましたが、鉄筋の静けさと冷たさが漂っていた感じもします。

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