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子供の頃工作に欠かせなかったマブチモーター

子供の頃夢中になった模型工作のことなどいくつか記事に書いてきましたが、忘れてはいけない重要なアイテムがありました。

マブチモーター。

マブチモーター株式会社は小型モーターに特化した会社で世界シェア一番を誇る会社だそうです。

自動車の電装機器や、家電、プリンターなどの生活用品に組み込まれる部品用モーターで有名だそうですが、私にとっては模型用のモーターが強く印象に残っています。

マブチモーター株式会社のホームページを見ると、今も変わらず黄色い化粧箱に入ったさまざまな工作用モーターを発売しているようで、懐かしくもあり、とてもうれしく思います。

私が子供の頃には、子供にとってはさらにワクワクするような製品も販売されていました。

それが「水中モーター」と「空中モーター」です。
下記リンクのマブチモーター「ものづくりの歩み」に小さいですが写真が出ています。

[マブチ 水中モーター]

私がよく遊んだ水中モーターはマブチ S-1と呼ばれる赤と白のツートンカラーのケースに入ったものでした。流線形のケースの中にモーターと電池が格納されていて、後部にスクリューと舵がついています。

模型の船に吸盤や差し込み式のマウントで取り付けて船を動かすことができます。ラジコンのようにコントロールするわけではないので、舵を調整しておき池などに浮かべて円を描くように走行させて楽しんでいました。お風呂に持ち込んで遊んだりもしていました。

1967年に販売を開始したようです。

[マブチ 空中モーター]

マブチA-1と呼ばれる模型飛行機用の空中モーターが発売されたのは1974年です。当時あまりにも画期的で、むしろ私の父が興奮を抑えられず、発売されてすぐ空中モーターとモーターを搭載できる模型飛行機を購入してきました。

うちの前に広がる畑でモーターを積んだ模型飛行機を飛ばした時は、その飛行時間の長さに驚いたものです。

ただこの模型飛行機もラジコンなどのように飛ばしながらコントロールできるわけではなかったので、尾翼などをうまく調整して円を描くように飛ばさないと大変なことになります。

うまく尾翼を調整したつもりが、風に乗って高く舞い上がりまっすぐ飛んで行ってしまい、兄と自転車で後を追いましたが森の向こうへと消えていき紛失してしまったこともありました。

その時は父も兄も私もかなりへこみました。買って間もなく紛失したため、私たちは家計をあずかる母に顔向けできない感じでしたが、しばらくして3人でまたこっそり新しく空中モーターと模型飛行機を買いなおしたのも今となっては懐かしい思い出です。

今はこのような飛行機を飛ばす場所を見つけるのも大変かもしれませんね。

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