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シニアカーとお散歩

母は今年、車を手放し、免許証を自主返納しました。

高齢者の自動車事故のニュースを見るたびに、私は母のことが心配だったので、母の決断をとてもうれしく思いました。それとともに、足の悪い母が車を手放したことによって外に出なくなってしてしまうことを心配しました。
そこで「シニアカー」を導入することにしました。「シニアカー」は主に高齢者向けに製造された三輪または四輪の一人乗り電動車両 (バッテリーカー) です。

シニアカーは道路交通法では車両ではなく歩行者扱いとなります。現在は国内でも数社か製造・販売を行っているようです。

今日は実家に戻り、母の乗るシニアカーとともに、散歩に出かけました。いままで外出は車でせわしなく移動してきた母ですが、シニアカーのゆっくりとした速度で景色と会話を楽しみながらの散歩も良いものでした。

地域や季節にもよりますが、もっとシニアカーが誰にとっても身近なものとして普及する環境が整えばよいなと思います。

シニアカーと散歩をしていると、多くのドライバーがシニアカーに対して優しく配慮してくれるのを感じます。しかし車や人通りの多い道ではまだまだ危険を感じることもあります。

また、速度の遅いシニアカーと言っても、硬い筐体ですので、自転車や歩行者とまともにぶつかると相手にも危険が及びます。とくに急に止まったり、方向転換したりすると、そばを通る自転車などと接触してしまう可能性もあります。やはり万が一のことを考えるとシニアカーといえどもシニアカー向けの傷害保険・事故保険には入っていた方が安心かなと思います。

母が安全にシニアカーライフを楽しんでくれることを祈っています。

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