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夏休み。福井の自然と原発について思いをはせる。

初めて福井を旅行してきました。あわら市に2泊、三方五湖の一つである若狭町水月湖畔に1泊して、東尋坊、恐竜博物館、丸岡城、永平寺、瓜割の滝、三方五湖、かずら橋、毛谷黒龍神社などに立ち寄りました。

福井県は美しく魅力あふれる県でした。そしてお刺身、越前おろしそば、ソースカツ丼などの食事も、そしてお酒も本当においしいところでした。

そんな福井県には敦賀、美浜、大飯、高浜と4つの原発があり、これらの原発には廃止措置中の原子炉を含め合計13の原子炉があります。また、そのほかにも福井県には高速増殖原型炉もんじゅ (現在廃止措置中) と新型転換炉原型炉ふげん (運転終了。廃止措置全般の研究開発実施中) があります。福井県は原発も原子炉も日本一の数を抱えているのです。

今回泊めていただいた三方五湖の中の最大の湖である水月湖の湖底は、約7万年もの間、季節変化を反映した堆積物が「年縞」と呼ばれる縞模様を形成し続けていることで知られています。

このような年縞が途切れることなく長い期間にわたって形成されるにはいくつかの条件が必要です。

福井県のパンフレット「奇跡の湖 水月湖 年縞」によると、以下のような特殊な条件がそろっていたということで、世界的に見ても珍しいそうです。
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/shizen/nennkou/nennkoukaisetup_d/fil/handbookJp.pdf

1. 流れこむ大きな河川のない地形
2. 山々に囲まれた地形
3. 生物のいない湖底
4. 埋まらない湖

この年縞は気候の変化や年ごとに起こったイベントを記録していて、学術的にみても大変貴重です。

この年縞の中に、将来原発事故の記録が刻み込まれないことを私は祈っています。

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