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国際司法裁判所がラファへの攻撃停止を命じる仮処分(暫定措置)

国連の司法機関、国際司法裁判所 (ICJ) が、イスラエルに対してガザ南部のラファへの攻撃を直ちに中止するよう命じる仮処分(暫定措置)を出しました。これは南アフリカがイスラエルによるジェノサイド条約違反をICJに訴えていた裁判で、ICJが軍事作戦の即時中止を命じたものです。

[産経新聞 2024/5/25 02:15]

[NHK NEWS WEB 2024年5月25日 6時04分]

ICJの命令には強制的な執行手段はないといわれていますが、国際法上の拘束力があるということで、継続されるラファへの攻撃に対して、国際的な圧力がますます高まるものと期待されます。

それにしても、いくらイスラエル側にも言い分があるとしても、これほど国際的な批判に対し聞く耳を持たないように見える態度に、イスラエルの国内事情を国際問題にすり替えているのではないかと疑ってしまいます。どんな理由があるにしろ、民間人の命の重みを無視する行動には正当性があるとは思えません。

イスラエル国民にはどの程度この攻撃の残虐性や不当性が伝わっているのか、また、国際社会のなかで理解が得られていないということが伝わっているのか疑問です。

国際的な協調や理解を得ながら問題を解決していくことの重要性を、私たちも、イスラエル国民も、そして今なおウクライナに侵攻するロシア国民も、だれもが深く理解する必要があると思います。人権を無視した自国政府の誤った行動を許してしまうと、その国の国民もその十字架を将来ずっと背負っていかなければならないのだということを深く理解する必要があると思います。

国民による政治の監視の大切さを感じます。

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