見出し画像

埼玉好きの埼玉知らず

私は埼玉県上尾市で生まれました。生まれてしばらくして父親の勤務先であった熊本に移りました。母親の実家が埼玉県行田市、母親の父親の兄 (母親の伯父) の家が上尾市にあったこともあり、私が生まれるときに母親だけが一時的に埼玉に戻って出産したとのことです。

熊本で2歳半まで暮らし、父親が退職し、フリーのコンサルタントになったのを機に、父親の兄が埼玉に持っていた土地を譲ってもらい、埼玉県鶴ヶ島市 (当時は鶴ヶ島村) に引っ越したそうです。

以来、私は高校を卒業するまでの約16年間埼玉県で過ごしました。そのため、私は物心がついてからずっと埼玉で育ったという気持ちが強く、埼玉に大変愛着があります。

高校卒業後は他県の大学に進学して埼玉から離れ、その後就職して東京にある社員寮生活、結婚して都内のアパート暮らし、そして一度目の南国海外赴任を経て、埼玉に家を持ちました。やはり生まれ育った埼玉になじみがあって、「家を持つなら埼玉で」という気持ちがつよかったのです。

一方、あとで述べますが、埼玉県は東京 (南) に向かう鉄道は発達していますが、埼玉の東西を結ぶ鉄道があまり発達していません。ですので、私が子供の頃には私の住む埼玉西部地域 (東武東上線および西武線沿線) と、母親の実家がある行田市周辺以外、あまり行く機会もなく、語れるものがほとんどないというのが正直なところです。

そして、今や南国赴任生活が埼玉での生活とほぼ同じくらいの長さになってしまったので、残念なことに、まさに「埼玉好きの埼玉知らず」となってしまっています。

埼玉県の地域区分は正式なものがあるのかどうかわかりませんが、私の感覚として大きく下図のように分けるのがしっくりするような気がしています。

埼玉県の地域分け

お気づきの方も多いかもしれませんが、埼玉県は都道府県の面積としては全国で39位 (47都道府県中) ということであまり広いほうではありません。それにもかかわらず、2021年1月1日現在、市の数は40市で全国1位です。町の数も22で全国5位、市町村合計では63で全国3位となっています。やたら面積の小さな市町村が多いということですね。

中学生の時、埼玉県の市町村の名前を覚えさせられて苦労した記憶があります。当時は1999年から始まった平成の大合併の前で、さらにたくさんの市町村がありました。

私がなじみのい深いのは埼玉県の西部地域ですが、埼玉県の地図からすると埼玉の中央に位置しているといってもよさそうです。

埼玉県の地形を見てみると埼玉県のほぼ中央から西は山がちの地形となっています。人口も県の東半分、特に南東部の低地に多く、人口分布からするとまさに「中央地域」の人口が多く、人口分布から名づけられた地域名のようにも感じます。県庁所在地のさいたま市も中央地域に位置しています。

埼玉県の地形
埼玉県の夜間人口

埼玉県は東西を結ぶ鉄道が少ないと言いましたが、下図のように特に「東部地域」と「西部地域」を直接結ぶ鉄道がほとんどありません。言い訳っぽいですが、私が特に「東部地域」になじみがないのはこれが理由の一つだと思っています。

埼玉県の鉄道路線

これからはもっと埼玉のことを良く知ろうと思います。南国赴任が終わったら、もっと埼玉のいろいろなところを訪ねてみたいと思います。埼玉好きと胸を張れるように (誰に?)。

機会があれば埼玉情報も発信していきたいと思います。

この記事が参加している募集

#ふるさとを語ろう

13,646件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?