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ケリーヒルというリゾート建築家

アマン東京やアマネムといったアマンリゾートの建築をデザインしたことでも有名な建築家ケリーヒルを紹介していこうと思います。

オーストラリアで育った彼は、建築の大学を卒業後、1969年から約2年間建築事務所で働いた後、香港に拠点を置きバリでプロジェクトを行っているPalmer & Turnerという会社に移ります。その時の会社は彼が当時入社を希望していた大企業ではありませんでしたが、そのバリでの仕事がきっかけでアマンリゾート創設者のエイドリアンゼッカと出会い、リゾート建築家としてのスタートをきることになります。

(↑エイドリアンゼッカ)

そしてジャカルタの支店でマネージャーのポジションについた彼は1年後の1979年、36歳で独立してシンガポールにKerry Hill Architects を設立します。


スリランカのリゾート建築家であるジェフリーバワとは個人的な友人関係でもあり、彼の初期の作品に影響を受けています。

両者の作品とも、シンプルなデザインの庭園、外部と内部が溶け込むような中間領域(壁に囲まれていなくて、外部とつながっている空間)を多用しています。

しかし、ケリーヒルの作品はその地域の建築様式をモダンでシンプルなデザインに昇華しているように感じます。
日本でも東京(アマン東京)三重(アマネム)の、2つのケリーヒルが設計したホテルがあります。是非一度泊まってみてはいかがでしょうか。
個人的にはいつかこんなホテルに泊まれるようなリッチな人間になりたいものです。。。

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