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【4年生・6期生】2020/9/29秋学期第2回ゼミ

今日はゼミが始まってすぐに長めの揺れがありました。
個人的には、上京してから地元にいた時よりかなり地震が多くて、震度3ぐらいだと慣れてしまいました。

とはいえ、何かあった時のために防災リュックはしっかり備えてます。
防災リュック話になってしまうのですが、必要なもの間違えてリュックに入れててそのことを忘れて部屋中探したり、消耗品がなくなった時に買いに行くのをサボって防災リュックから漁り出すのが私の家あるあるです笑
非常食とか非常事態が起きる前に賞味期限が先に来てしまった、、、みたいなこともよくありますよね。
先日、テレビで防災リュックの中身を上手に扱っている主婦の方の特集があったのですが、管理が徹底してて見習いたいところです。


さてさて、今回の卒業論文経過発表は

「2010年代以降のミュージックビデオに切り取られる東京の姿」

「武蔵小山が人を集める街となった要因について再開発事業によって生じた公共空間から考察する」

「ビジネス環境と住環境から考える、福岡の人口増加についてー対アジア・東京を通して」

の三本立てでした。
今タイトルを書いていて思ったのですが、やはり卒業論文の完成が近づくにつれ、タイトルも修正されてより具体的になってきてますね〜!



今回のラインナップは全体的に、特定の都市について、それぞれの都市の特徴と現在の状況を絡めてそれぞれの視点から分析しているものが多いですね。


上京してから強く思うようになりましたが、東京ってすごく小さな都市なのに、それぞれの街によってそこに流れている空気や雰囲気、街を歩く人の格好など、あらゆる点で全く異なっているなと思います。
それは日本というスケールで見た時に、北海道と沖縄では全然違うというのと同じようなものだと思います。
それぞれの都市の歴史や特徴が異なっているからこそ、そこに生まれる空気や人が違ってくるんですよね。

ただ、最近やたら「この駅は202×年に完全リニューアルします」というポスターを見て、古く残っていたものが全て新しくなっていくことに少し残念な気持ちを抱きます。再開発によって都市が均一化していくという話を何度か聞いたことがありますが、どの建物も高くて綺麗で全部同じになってしまうのではないかと、その街街に存在する、特徴や空気が全部壊れて失われていくような感覚になります。
その一方で、再開発によって生じる便利さや、新しい空間、新しいスポットがあるのも事実であり、それによって生まれる良さや時代にあった形が必要なこともあるので、時代の流れは止められないものだなと思います。


再開発に絡めて、もう一つ。
私の心に残っているインタビューを掲載します。
本日のNoteの写真(あいみょんofficial siteより引用)は、こちらに関することです!


「2010年代以降のミュージックビデオに切り取られる東京の姿」
の卒業論文に関連することですが、

私が大好きなミュージックビデオの監督、山田智和監督(あいみょんや米津玄師を担当している方です。)が、以前インタビューで、あいみょんのMVに渋谷の再開発の風景を映した件について、以下のように述べていました。


「20年、東京・渋谷。目に映るあらゆる現象と世界は常に破壊と創造を繰り返していくけど、カメラを向けて観察すればその消滅という運命に抗うことができる。流れていく景色は誰も止められないけど、そこに存在した景色や物語を何度も観察することができる。目をつぶれば、今も色鮮やかな景色が確かに存在している。映像を残していくことがたまに使命のように感じることがある」

(WWD JYAPAN「映像作家の山田智和が渋谷のビルボードをジャック 再開発中の渋谷でKID FRESINOやコムアイを撮影」より引用)

「2020年最初に撮るMVとして、渋谷駅再開発地域の敷地内で特別許可を得て撮影させていただいた。今しか撮影できないであろう現在の日本の中心地と、楽曲の現在性をもって、しっかりと今というものを記録し後世に残したいと思った」

(シブヤ経済新聞「あいみょんさん、渋谷・桜丘再開発エリアで新曲MV撮影 工事現場歩く姿も」より引用)



確かに再開発によって、変わる前の都市と新しくなろうとしている都市の両方が混在していて、すでに崩されているところもあれば新しいなにかが立ち始めている空間って今、この再開発中しか見られない景色だなと思いました。

再開発で変わろうとする景色は、都市は、今しか撮ることのできない映像であり、その状況をリアルタイムに見ている人たちが、それを映像に収め、映像で残していくことはとても価値があるものだと、このインタビューをはじめて聞いた時に強く感じたことでした。


今、私たちは、とても貴重な瞬間に立ち会えているのかもしれないですね。
この景色は二度と見られないのかと思うと、見ておかなければという気持ちになります。


では、これくらいで。また来週〜!

担当 N.M

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