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#027 ルールを受け入れること/問い直すこと【ルール班6月進捗】

こんにちは!
『Tokyo Scope 2023』広報チームです

4回に分けて、
各メインコンテンツの6月の進捗を紹介しています

最後は、ルール班です!

↓ ↓ 前回の進捗はこちら ↓ ↓


フレーム①:〈ニュー・ノーマル〉の記号としてのマスク考現学

以前までの「移動」から大幅に変更し、

コロナ禍の〈ニュー・ノーマル〉である
マスク着用義務というルールの記号として、マスクに焦点を当てます

まず、日本において
マスク文化が暗黙のルールとなった歴史を時間軸に沿って捉え直します

特に海外におけるマスク着用と比較し、
日本にいるだけでは気付けない特異性や共通点に注目します

また、その時間軸の中でもコロナ禍(2019年〜2023年)にフォーカスし、
政府と民間の動きをまとめてみます

ここでは、着用義務が撤廃された現在のマスク着用の様子をマッピングすることで、その地域性や心の動きが見えてくるかもしれません

最後に、従来の白い布マスクや不織布マスクとは違った
新たなマスクのあり方や、マスク生活に伴う諸問題への分析を試みて
フレーム①を結びます


フレーム②:撮影をめぐるルールの変容

インスタの隆盛やスマホカメラの進化によって
誰もが撮る主体となったが、
撮影許可にまつわるルールはそれに対応しきれているのか?

という問いから出発し、

撮影に関するルールが改まりつつある「美術館」を例に、

  • 撮影が許容されるようになってきている美術館では、
    どの美術館がいつ頃から対応に迫られるようになったのか?

  • 「撮ってはいけない」美術館と対比される芸術であるパブリックアートは、
    撮られる芸術としての先駆けだったのでは?

という2つの疑問についてリサーチしていきます


そこからさらに、撮影・共有に関する意識を発展させ

  • 「ぬい撮り」(=観光地などにぬいぐるみを連れていき撮影する)や
    推し広告の撮影といった新たな撮影の〈ニュー・ノーマル〉は
    どのようなルールのもとで行われているのか?

  • 商業撮影(ロケでの使用)のルールについて

にも枝葉を伸ばしていく予定です


フレーム③:“アンチルール“から考えるルールの展望

フレーム①、②を通して

ルールがどのように人々を規制しているのか?
ルールがどのように受け入れられているのか?

を見てきましたが、フレーム③では

そもそもそのルールは適切なのか?

という根源的な問いに挑みます

行為や空間を縛る現在のルールが適切に機能しているのか、
「グラフティ」「喫煙」など"アンチルール”な例を通して考察していきます


フレームごとの調査内容が少しずつ具体的になっていっています
どんな結果が分かるのか、楽しみです

ルールそのものへの問題提起的な側面も持つのがおもしろいところだと
私は個人的に感じました!

さて、これで6月の各コンテンツ班の進捗の更新が終わりました
いかがだったでしょうか?
今後も更新予定ですので、お楽しみに!

記・澤井雅治(南後ゼミ8期)/伏田茉莉香(南後ゼミ9期)


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