大空町のはなし
大空町
まず名前が可愛い。
女満別町と東藻琴村が合併してできた大空町。
私は隣町の美幌町から9年通勤して離れたが、また大空町に通勤している。
大空町民ではないけど戻ってきた。
なぜ大空町なのか。
一つは隣町で通勤しやすいから。うちから車で15分。
その間ほとんど信号なし。渋滞もない。
また一つは女満別空港があるから。市街から5分くらいで着く。
勤務終了後そのまま飛行機に乗って21時には東京でお酒を飲むことができる。
利便性で補足をすれば、9:30出勤の日があった以前の職場だと、羽田朝一の便に乗れば間に合うという驚異。
東京から出勤ができる恐るべきど田舎、それが大空町。
それだけではこれほどの愛着は持てないだろう。
私は大空町が好きで戻ってきた。
魅力とは。
写真の整理をしながら考えた。
大空町といえばこのメルヘンの丘。
国道沿いにあり、その時々の季節や天気によって表情が変わる、屈指の写真スポット。
通りすがるたびに癒される。
市街から網走寄りであるため、反対方向から通勤している私は頻繁には見れない。今日は良い写真が撮れそう!という時にわざわざ撮りに行く魅惑の場所。
↑の写真の赤い屋根との相性がまた良い。
東藻琴芝桜公園。
私は毎年感動している。この写真では伝わらないのがもどかしい。
これはほんの一部。
市街から山に向かって「まだかなまだかな」としばらく進み、ある角を曲がると急に視界いっぱいにピンクの芝桜が飛び込んでくる。
毎年「こんなにすごかったっけ?」と驚く。
実際面積はだんだん広がっており、この曲がり角もだんだん芝桜が増えてきてわかりやすくなっている。
心なしか東藻琴市街にも芝桜が増えているような気がする。
東藻琴はそのうちピンク色の街になるのだろうな。
可愛いな。
想像してみた。
大空町の夏は短い。だから全力で楽しまなければならない。
そしてちゃんと楽しめる。
湿気がない、からっと清々しい夏はそれだけで気持ち良い。
網走湖の女満別湖畔で過ごすだけでも格別な気分になる。
シジミ採りもあるし、キャンプ場もある。
イベントとしてはボート大会や花火で盛り上がるめまんべつ観光夏まつりをはじめ、盆踊り、のんきーランドふるさとまつりなどなど。
非日常をみんなで過ごす。
藻琴山に登るのも良い。
標高ちょうど1000mの山頂から見る屈斜路湖がまた良い。
ハイキング気分で気軽に登れるから午前中に登って午後からのんびりと過ごす休日は充実感をもたらせてくれる。
藻琴山の山開きにもらえるバッヂは毎年色が変わる。
ちなみに女満別空港の最寄の西女満別の駅は最寄といってもそこそこの距離。
一度だけ乗ったのだが、乗務員さんの様子から滅多に乗り降りがないのだろうということが伺えた。
そういえば高校生の頃、JRで通っていた私(地元では”汽車つう”という)は、寝過ごしてこの駅まで来てしまったことがある。
真っ暗の無人駅。
怖くて降りられず次の女満別駅まで乗っていたことがある。
冬は冬でワカサギ釣ったり、雪像作ったり、ランタン作ったり…
尽きることがないので、また各々の事を記事にできたらいいな。
大空町のことを話したいのだ。
大空町民じゃないのにね。
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