就職活動を始めてから色んな大人に色んな聞きたくない言葉を聞かされた。耳に入れたくない日本語、大好きだったはずの日本語。読まなくなった文庫本みたいに積み重なってどんどん普通に息ができなくなってバスも電車も私だけ、異常者みたいな世界。まだx歳なんだからなんでもできるね、xxのやりたいことはなに?将来xxは何をしていたいの?育休、産休の取れる会社のお話、離職率の低い会社のお話。ホワイト500。1時間の説明会を聞いて、5時間は泣いて動けなくなる毎日。スーツを着て、したくない薄い化粧。面白くもないのに貼り付けた笑顔。聞いてるふりの2回の頷き。 この先、何年も命が続くことが当たり前の大人。わたしが、この世から出来るだけ早く無くなりたいことなんてほんのこれっぽっちも想像してない。わたしがなやんで訪れた病院に、1回しか通えなかったことも、薬で夢を見た事も、自分で自分の価値を下げて線を引いたことも、なにもしらない、気付こうとしない、気づけない。

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