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新しいパターンを作る

作品作りをしていると、定期的に今までと全く違う作り方をしなくては出来ない製作、つまり製作過程の見直しが、定期的に発生します。

これをやらないと、作家は詰みます。
何故かはわたしが語るまでもないでしょう。

で、ここまでも、

カレイ。表と裏を不規則な形に作ってて、繋げ方も多分誰の本にも載ってない
サバ。模様、道具、技法なと
カエルもだいぶ新しい技法使ってるのだけど

これらは、今までの作り方を使っていません。
こういう作品は、実はすぐに高値で売れるものではありません。斬新なものが酷評されるというのは、よくあること。

でも、これをやらない作家は、自分の世界を広げられない。

今回、忙しい中(わたしのプライベートも第二の人生切り替え中です)役所行ったりあれこれぶつかりながらも、やっとまた新しいものが作れました。

メンタル的には、そうとうきついです。サバやった時もカエルやった時も、もう2度とやりたくない!と思ってました。
でも、他の作家さんに語られるのは、実はこういう作品なのです。

数カ月後に話されることもあるため、ネットだけで全てを判断してしまう人ではつらいかも。

お客様には関係ないことなので、お客様はわりと簡単に、わたしたちの作ってないものを依頼してきますが、今まで作ってないものを依頼されたら、実は死ぬほど苦しみます。でも、越えた先に得られるものはあります。現金ではないですが。。

斬新なものは正直あまり売れないので、大がかりなものは補助金が必要なのです。だから、文化に公金を出さない国は滅ぶんですよ。

今回のものは、お客様からの依頼でしたが、体調不良と人生のリセット時期が重なり、何度も人生を終わらせる声がしていました。

そこをどうにかして越え、ようやくカタチにしたものです。

これで売れないことも、よくありますが、今回はどうなのでしょう。
お客様の話を断らなかったので、責任はわたしが負うことになりますが、次からは「そもそもわたしの作品を1つも購入しないお客様の話は受けない」ことにしようかと思います。
実際、この世界ではよくあることらしいです。お願いして買わない人って。苦労して新しいパターン作ったのにね。

新しいパターンを作ることは、人生的には無駄ではないんです。
世界が広がったり、上手くなるから。ただ、仕事として考えたらこればかりに取られるわけにはいかない。
そこですね。

クランウェルツノガエルに似せた

作品でなくても、新しい道を開くことは、誰にもやってきます。
そこを行くかやめるかは、自由です。
わたしは自分の世界を広げたいので、チャレンジしました。でも、仕事なので、確実に売れるものも同時に作ってました。

まだ反省点はあるのでもう1つくらいは作るか。。

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