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ネコ年の年女

陰暦のお正月です

1月22日、2023年の陰暦の新年になりました。あけましておめでとうございます。

10年前、在ベトナム1年目に "Chinese New Year"と言った時に「Chinese New YearでなくLunar New YearかVietnamese New Yearだ」とすごい剣幕で訂正されたのは忘れられません。(そのためベトナム語を覚えてからはnghỉ Tết「テト」一択でした)

ベトナムは中国文化圏ではないか、とその時は思ったのですが、ベトナムで中国の話題はよけいな火種になるのでなるべく避けることも覚えました(カンボジアでのベトナムの話題も同様です)

「ウサギ年…? ああ、ネコ年ね!」

さて、中国とベトナム、とても近い文化ですが干支に関しては違うところがあります。それは卯年🐇 が何故かネコ年🐈 なことです。

ベトナムでも干支で年齢を推測したり、干支で占いをしたりするので「誰が何の干支か」は重要です。ベトナムで働き始めた時、干支が何かという話をオフィスの女子たちとしている中で、

「私は卯年」というと「ウサギ??あー、それはベトナムだとネコ年だよ!」と言われ、ひっくり返るかと思いました。ネコって、十二支の話では13番目に到着して干支になれなかった動物じゃなかったっけ??

カンボジアで卯年に戻りました

カンボジアでの中国文化は、最近の中国との繋がりとは別に、(東南アジアでは一般的な)華人からもたらされたのかなと思います。干支は中国と同じです。

(ちなみにカンボジアの伝統的なお正月は4月です)

友人がシェアしていた干支占いです。
Google翻訳によると卯年は「今月はやることが多く運勢も良い。あまり物事を深刻に考えないように」みたいな感じです。

長男のプノンペンの学校では、華僑、華人が多かったためか Happy Chinese New Year!と言っていましたが、シェムリアップの学校ではHappy Lunar New Year! になっていました(ベトナム人や韓国人などに配慮したのかなと思いました)多様性を尊重するため、この正月を家族で過ごす生徒は来週はいつでも休んでいいです、というメッセージでした。

また、昨日は遺跡のチケットコントロールの係の人に「日本人?じゃ正月だね。おめでとう!」と言われ、「おめでとう!でも日本は今、この正月はお祝いしないんですよ」というと、よく意味が分からない、という顔をされました(そりゃそうか…)
やはり、日本を少し離れてみると、正月の風習だけを太陽暦にずらしたというのはアジアで特殊なケースなんだなと改めて思いました。

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