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【ベトナム語・クメール語】発音中心の学習にして変わったこと。発音はセンスじゃなく筋トレ

ライフワークとして学んでいきたいベトナム語とクメール語。英語と違う新しい視点をもたらしてくれます。外国語学習としてはリソースが限られているクメール語は、同じ語族・語派のベトナム語が助けになることも多いです。

アプリで外国語の学習記録を取っているので、履歴を見ると、ベトナム語とクメール語の学習を発音中心に変えたのは2022年の8月とわかりました。5ヶ月間での変化を記録したいと思います。

下の記事の頃から発音メインにしています。

どちらも発音に大きな比重が置かれている言語でした(特にベトナム語)

ベトナム語

ベトナム語はまず「ベトナム語ボックス」のトマトさんの発音大全を読んで、理論をしっかり日本語で確認しつつ音声の練習をしました。市販のテキストと同じくらいの値段ですが、「あんなに勉強したのにベトナムで何も通じなかった!!」という方にこそ価値ありです。
(逆に学習経験と挫折経験wがないと、この発音教材のありがたみが伝わらないかもしれません)

次に、ベトナム語YouTuberのKikiさんのこの動画を繰り返し見て、母音を徹底して鍛えました。
今思うと、ベトナムに住んでいたときは、oとô, eとê, aとâ(ơ)の違いが全然できていなかったように思います。

これは日本語の母音が決定的に少ないのが理由ですが、知り合いのベトナム人がまさに「外国人でベトナム語が上手い人は、母音の使い分けが上手な人」と言っていて、母音を鍛えることでベトナム語全体の力が上がると確信しました。

そしてその後は毎日のローテーションとして、小学 1年生の発音の YouTubeを 1日1課見て、練習しています(ベトナムの小学生の国語は半分が発音です)。以下のリンクは小一国語の動画リストです。

クメール語

上記のベトナム語発音ローテーションで効果を実感したので、クメール語も、文字と音を一致させる小一国語のムービーを見て発音練習することにしました。

以下のリンクはカンボジア小一国語の動画リストです。

リストをみると100以上の課があります。今2周目ですが、クメール語は本当に驚くほど文字と音の種類が多いです。
声調がないのでカタカナ発音でもなんとか通じてしまうクメール語ですが、実は母音も子音も日本語よりかなり多く
、発音にグラデーションがあります。

意味は分からないがスペリングがうっすら浮かぶようになった

さて、以上のムービーを使ってベトナム語とクメール語で徹底的に発音を練習するようになったことで、改善したことは、

(意味は分からない)けどスペリングがうっすら浮かぶようになった

ということです。音と文字がリンクするようになってきました。

ベトナム語の場合は、音節の中で母音と子音の切れ目がわかるようになってきて、例えば xuôiという言葉は、なんとなく xu|ôi と分けるのかなと思っていましたが、母音を鍛えた後は、子音xと三重母音のuôi、と感覚でわかるようになってきました

クメール語は、文字が複雑でまだ読めている感覚はありませんが、先生に毎回「発音がきれいです」「クメール人みたいですよ」と褒められるようになってきたので、効果があるのだと思います。

発音はセンスじゃなくて筋トレ

外国語の発音ってずっとセンスだと思っていました。
生まれつきの能力に左右されるのかも、と思っていたのですが、これこそ筋トレと同じく、舌の位置と口の大きさを変化させて毎日少しずつトレーニングしてできていくものだと実感しています。

え、じゃ英語も同じようにすればいいんじゃないの?

そこで、ふと英語も、私でももうちょっと発音が上手くなるんじゃないかと思いました。
いつも英語は最後です(笑)
英語やろう、と決めたのも、韓国語で外国語の楽しさを知ったからでした。

だからフォニックスなのか!

そういうことなのか…気づくのが遅すぎる!息子はとっくに7年前にやっていました…
フォニックスの情報も集めて、自分で実験してみようと思います。

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