英語教授法のTEFLを3ヶ月で終了しました。東南アジアのロックダウン中におすすめ［体験談］
こんにちは。noteの投稿は初めてです、よろしくお願いします。普段は、日本語と英語の家庭教師をしています。
外出機会が減って勉強時間が取れる今！
私が住んでいるカンボジアは近隣国に比べてもCOVID-19感染者数が少ない方なのですが、医療が脆弱なのもあり、自粛（外に出るのは可能。学校・スポーツ施設・娯楽施設などの閉鎖）が断続的に行われています。
休校による子供の学校のオンライン授業も慣れてきて、そしてあまりに長い時間子供のオンライン授業に集中していると親子喧嘩ばかりになってしまい（汗）この家にいる時間を自分のために使うことにしました。
お隣の国でTEFL認定を取得された方のこちらの記事を読んで、私と条件（滞在国・英語力）がほぼ同じだったので、これは私にも出来るかも？と思い、カンボジアにコロナ第二波が来た2020年11月に、オンラインの120時間コースを始めてみました！
上記の山田塾長さんの記事は、TESOLとTEFLの違い、どうしてTEFLが東南アジアで最適か、TEFLコースで学べること、などが読みやすくまとまっています。
私は、2ヶ月では終了できませんでしたが、期間延長して3ヶ月ちょっとで無理せず無事終了しました！
最初は日本語教育能力検定試験を受ける予定だった
以前住んでいたベトナム時代から、在住外国人に向けて日本語の家庭教師をずっとやっていました。外国ではよくある話です。とはいえ私自身日本語教育に特化した勉強をしたわけでもなく、手探り状態でレッスンしていたので、「日本語教育能力検定試験」を受けてライセンスを取るのを目標にしていました。毎年10月、日本のみで受験できる試験です。
2020年10月の試験日に帰国できない問題
2020年3月、カンボジアにもコロナの波がやってきました。かなりの在住日本人は帰国し、4月10日を最後に日本直行便も運休…我が家はそのまま滞在していますが、その時点で「10月に帰国するのは無理だ」と日本語教育能力検定は一旦保留になりました。
「英語の勉強」でなく「英語で勉強」するって実は初めて
さて、第二波が来た11月にTEFLを始めて、はっと気がついたことは、今まで英語の勉強（試験の勉強など）はやったけど、英語を使って何か体系的な勉強をすることは初めてだったということでした。なんと！これは楽しいことだと気付きました。読む資料は多い（A4換算で400枚くらい？）のですが、全部プリントアウトして、MacBookでわからない単語は3本指タップして辞書を表示させ、気になることはプリントアウトに書き込む方法で乗り切りました。
アキュレシー（正確さ）とフルエンシー（流暢さ）は最初から50%ずつ
TEFLで学んだことの一つは、レッスン内で初期の段階から生徒にアキュレシー（正確さ）とフルエンシー（流暢さ）を同時に身に付けさせることです。日本で外国語を勉強すると、理解に力を入れすぎて実践までたどり着かないことが多いですが（今はどうなんでしょう？少し変わってきたのかな？）TEFLコースで推奨するレッスンは、導入で文型を紹介した後は練習部分が非常に多く、生徒にとにかく発話させます。次に登場する1クラス80人のクラスでも、音読と会話練習がとても多かったです。
チェコの幼稚園と、1クラス80人の中国の高校。世界の英語の授業は面白い
コース中によく出てくる動画資料は、タイ・中国・台湾などアジアでの授業風景が多かったです。生徒さんは幼稚園児から大人まで、世界の英語の授業を覗くことができました。TEFLコースは、「これをやりなさい！覚えなさい！」というものではなく、それぞれの国や生徒さんの実情にあったレッスン構成の仕方を自分で編み出せるように講師を育てるコースなので、この幅広い動画資料は参考になりました。
特に面白かったのはイマージョンプログラムのチェコの幼稚園（これは英語と言語が近いヨーロッパでは普通なんですね）、と1クラス80人（！）の中国の高校でした。生徒の興味をそらさないように多人数クラスでどのように授業を行うかは、同じように1クラスの人数が多いカンボジアでも参考になるかもしれません。
これは日本語教育にも応用できるかも？！
日本語教師資格より先にTEFLが終了しましたが、結果的にこの順番で良かったと感じました！外国語教育としては、英語教育の方が日本語教育より歴史も厚みもあり、先進的な教授法を学ぶことができたからです。そして良さそうなものだけを切り取って日本語のレッスンに取り入れることができそうだと思いました。
お読みいただきありがとうございました！ブログにはベトナム・カンボジアの記事を載せています。良かったらこちらもどうぞ。
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