今年最初の週末、どこへ行こうかな〜と考えて、バイヨンの向こうの遺跡ごちゃごちゃを少しずつ訪れたいなと思いました。
初めて両親と来たときには「アンコールワット→バイヨン→象のテラス→タ・プロム」というツアーの中で、象のテラスを渡っているときにいくつか遺跡が見えました。
このときには非常に暑く、観光客も多く、アンコールワットとバイヨンの巨大遺跡2つの後でぐったりしていて「もう遺跡お腹いっぱい、体力も限界…」と思っていたのですが、父がその時「王宮行きたかったな」と言っていたのを思い出します。
というわけで改めて王宮跡のみ見にいきました。
本日のマップ
バイクや自転車での遺跡巡りの参考までに。
6:40 am 出発
今日は「虐殺政権からの解放日」で祝日でした
そういえば、シェムリアップにもキリングフィールドがあります。行ったことはまだありませんが、地図で見ると街中です。シェムリアップ滞在中には一度訪れようと思います。
20度、寒いです
いつものシャルルドゴール通りへ。今朝は冷えます(20度)。東南アジア仕様になった私の中では「冷える」は25度以下ですが、カンボジア人もやはりそう思うようで、ここ1ヶ月くらいは早朝は「ត្រជាក់(トロチア、寒い)」が合言葉のようです。
象のテラスは修復中
王宮に左右から入るための象のテラスは修復中で、真正面からしか入れなかったため、他の遺跡のついでに見る人がいないようで、王宮には観光客はほとんどいませんでした。私の他に西洋人親子が1組。
門がカッコいいのに表から見えない
ダンサーが綱渡りした塔?
王宮の東側には12基の祠(かどうかさえわからないそう)があり、その頂上を紐でつないで、ダンサーが綱渡りしたという伝説があるようです。
クメール語の石碑がありました
リンテルも柱もかっこいいです。リンテルの保存状態はすごく良いわけではないのですが、柱と石碑と組み合わさると魅力倍増です。
ピミアナカスの変な伝説
やっと着きました。ここも入り口から遠いです。これは、一般的なツアーのアンコールワット+アンコールトムの後では無謀です(体力的に)…ここだけ来れてよかった。
蛇の精霊
ガイドブックを読んだときはえっ?!なんじゃそりゃ!と思ったのですが、実際行ってみると、知っていたような気もしました。
昔ガイドさんに聞いたのかもしれませんし、どこかで聞いたのかもしれません。
ピラミッドの頂上ってこれです。実際、こんな階段を毎日登るだけで無理です。
ほぼ垂直!バクセイチャムクロンより角度がきついのでは…?(何でもバクセイチャムクロンが基準。笑)
国王の強さを知らしめるために部下を使って物語を吹聴して回ったのかなとか、えげつないこと考えてしまいます…
楽しみにしてたのに登れなかった…
西側のみ登れますとガイドブックにあったのに、封鎖されていました。く、悔しい。ちょっと開いているのは、中央祠堂には現代の仏像があって毎日お供えをしているようなので、関係者は入れるということなのでしょう。
これはバプーオンの一番上もそうでしたが、コロナでの観光客減少で係員が少なくなっている今だけの対応だと信じています。また登れる日が来るといいです。
シンハと獅子とシーサー
バコンと同じく、四方を象が守り、入り口をシンハが守っています。
ふと沖縄・首里城のシーサーを思い出したのですが、シンハ = シーサー の認識であっているのだろうか?
と、Wikipediaを見ると、なんと、シンハ→獅子(シシ)→シーサー(シシの沖縄読み)らしいです!
帰りにもう一度美しいリンテルを
アンコールトム北門から出ます
南大門から帰れないのはわかっていたのですが、西門も通行止めで、東門を出たところのスピアントモー(橋)が工事中で迂回路が悪路なのも知っていたので、残った北門から出ました。
現代の王宮
プノンペンの王宮の写真を引っ張ってきました。今も昔もゴールデンタワーなのですね。建立当初のピミアナカスは言い伝えのように、一面に金箔が貼られていて本当にゴールデンタワーだった可能性があるそうです。