最高のコーチは、教えない。

読書用メモ10

▼タイトル:最高のコーチは、教えない。
▼著者:吉井理人

▼概要:
千葉ロッテマリーンズ投手コーチが伝える、コーチング術。ビジネスにも役立つ。自分が選手時代にどう感じて、コーチがどうあるべきかを両目線で考え抜いた(考え続けている)内容。コーチ(=コーチング)とは何か、何が本来の役割なのかを改めて再認識できる一冊。
※「はじめに」に本質が凝縮されている気がするので本屋でそこだけ立ち読みでも十分ためになる

▼気づき:
『コーチの仕事は「教える」ことではなく、「考えさせる」こと』
考えることがいかに難しいか身をもってわかっております。かつて営業なりたての頃に「考えろ!どうして考えないんだ?!」と部長に言われ、「考えるって何さ!どういうことよ!」と(心の中で)逆切れしていた。なるほど、考えさせるためには適切な質問を投げかけてあげて、それを自分でなぜなぜマシーンになるくらい習慣づけさせることが必要ということか。考えるって難しいよね。。。

今は情報の時代で、いろんなWebや本で新しい考えを習得することができる。今まで常識と思っていたことがなるほど実は間違いだったのかとあとから気が付くことも多い(もしくは今の時代にそぐわない形になってしまっていると気が付くことが多い)。それは経験として後付けで習得できるが、もしそういった正しい良質なコンテンツに出会わなければ、私は誤った行動をしていたままだったに違いないと思う。恐ろしい。いろんなものから吸収することももちろん必要だが、自分自身で考えて本質をとらえて正しい道に進む必要があるな、とコーチングとは違う観点でも勉強になりました。

▼お勧め度:
★★☆☆☆
はじめに、の質の高さと比べると後半がちょっと薄いなーと思っております。
この本を読もうと思ったのは、ある私の尊敬する方がこの本を紹介しており、その紹介文句が「控えめに言って最高」と書いていらっしゃったので、おそらく期待しすぎました。笑

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