なるほど、そうか!儲かる経営の方程式

読書用メモ33

▼タイトル:なるほど、そうか!儲かる経営の方程式 MQ会計×TOCで会社が劇的に変わる(2019年8月発行)
▼著者:相馬裕晃

▼概要:
早苗27歳、父の急死により、130人の従業員を抱える千葉精密工業の跡取りとなってしまった。会社の資金繰り難をどう乗り越えていくか。「ビジネスの共通言語は会計」、会社経営に必要なことを周りの協力を得ながら進めていく。見せかけの利益を排除した科学的かつ戦略的な会計、MQ会計。ストーリで読み解く会計の落とし穴と勘所。

▼気づき:
簿記3級の勉強を終え、少しマーケティングを少しかじったのちに読んだ本、読むタイミングがビンゴでした。簿記の勉強をちょうど終えて最低限PL/BSの考えがわかった上で読んでもらうと最適な本だと感じました。学習から実務に入る前のワンクッションで会計の実務応用イメージがつかみやすい本です。こういうことを現場レベルも営業も技術も理解すると下地の共通認識としてビジネスがしやすくなるんだろうなと思います。

▼お勧め度:
★★★★★
構成としてとても素晴らしいです。数字のことを本でイメージさせながら説明するのは難しいと思うのですが、ストーリ仕立てでわかりやすく、おそらく経営者あるあるの世界を見事に表現しているのではないかと思います(想像ですが)。以前にも会計の本をかじったことがありましたが、何度も読み直さないと理解できなかった経験があります。MQ会計の構成要素が新しい概念ではなく誰でもわかるシンプルな内容なので、すんなり理解できるのだと。会計に興味がある方にはかなりお勧めの一冊です。

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