日本人の勝算

読書用メモ22

▼タイトル:日本人の勝算(2019年1月発行)
▼著者:デービッド・アトキンソン

▼概要:
翻訳者はなく、在日30年の日本を愛するアナリスト(イギリス生まれ)が書いた本。そんな日本が大好きな外国人だからこそ日本人とは違う視点で愛をもって冷静に日本の将来の危惧している。世界中が歴史上初の日本に起こる少子高齢化時代を見守っているのに、日本人は驚くほどのんびりで危機感がない。人口減少による将来の恐怖を理解すること、デフレの影響を把握すること。企業が賃上げ・生産性向上に磨きをかけること。そして個人が学習し続けアップデートを絶えず怠らないこと(本書の中では企業の育成制度を増やすことについて言及)。

▼気づき:
Hさんにこの人の本は読んでおいた方がいいよ、とお薦め頂いた著者の本。私は恥ずかしながら知らない方だったのですが、安倍総理が叫んでいる「生産性革命」のその生産性というワードはこの方から拾ってこられたようです。

この手の本は読んだことがなかったので、自営業だった父親が読んでいたような本を私も読むようになったもんだと驚く気持ちが起こりました。それと同時に、仕事においても人生においても、もっとマクロ視点で考える力を付けないといけないなと反省しました。どれだけ自分の見ている世界の狭いことか。この本は優しめに書いてあるのできっとこういう本から読み進めていろんな方の違うベクトルの知識も知る必要があると感じます。

▼お勧め度:
★★★☆☆
え?日本の将来って何がヤバいの?安泰じゃないの?と思った方は読んでください笑。こういうこと若いうちに興味持てれば、選挙の投票率ももっと上がったり、自ら政治に関わりたい(もしくは事業を起こして日本を元気にしたい)って思う人も増えたりするのかもしれないです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?