図解 よくわかる大人のADHD

読書用メモ3

▼タイトル:図解 よくわかる大人のADHD
▼著者:榊原洋一、高山恵子

▼概要:
ADHD(注意欠陥多動性障害)という病気をご存知でしょうか?特徴としては注意散漫・落ち着きのなさ・衝動的な言動などがあり、子供の病気として認知されてきました。ただし、大人になっても同様の症状があり社会生活が生きづらく困難に直面しているケースがあります。ADHDは脳の機能障害であり、決してやる気がない、責任感がない、感情のコントロールが大人になっても下手、というような簡単なものではありません。ADHD本人や職場や家族のメンバーがどのように接することができれば生きにくさを解消できるか、みんながハッピーになれる方法を説明しています。

▼気づき:
知らないことは罪、だな と思いました。
私の職場にはADHDの方はいないのですが、知り合いがADHDの部下との関係で悩んでいたのでこの本を買って勉強してみました。この本を読まなければ、きっとADHDの方に出会った際に「やる気がない奴だ」と思ってしまったと思います。人は経験したことがないことは当事者意識が持てないため理解できない、ただし知らなかった、で済まされる問題でもないなと感じました。ADHD本人に対しても失礼だし、自分の幅も広がらない。優しさをもって接するとかそういう簡単な言葉ではないなと思います。ADHDに関わらず障がい者に対する考えもしかり。ただし、特別扱いも違う。ベースの知識を持った上で人と人のコミュニケーションの本質は変わらないはずだと考えています。深い話なので まだ完璧な言語化はできていませんが普段考えることのない違うベクトルを知りました。

▼お勧め度:
★★☆☆☆
私的にはとても良い気付きでしたが、興味があれば是非読んでみてください。
ただ単に「ADHDの人との関わり方」として読むのではなく、差があることの理解と差があっても変わらないことの根本を自分なりに考えながら読んでいただくと広い視野で感じるものがあると思います。

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