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雑草は邪魔者なのか?

上の写真はツユクサです。雨上がりに綺麗な青い花を咲かせます。でも横に伸びてきてピーマンの管理作業の邪魔をしてくるので雑草です。邪魔になると抜いてしまいます。雑草も綺麗なだけじゃ生き残れないのです。それはまさしくキャバ嬢の世界と一緒なのです!!

さて

慣行農業の指導員は雑草を隅々まで綺麗に刈らないと害虫の温床になると言います。

一方で雑草があった方が美味しい野菜ができるという農家もいます。雑草との競合や共生関係の中で野菜がたくましく育つという理屈です。雑草自体が土中への有機物供給源になっているという考えもあります。

雑草を生やすべきか、生やさないべきか一体どちらがいいのでしょうか?

害虫は雑草の花につきやすいそうです。雑草を刈るタイミングを雑草の花が咲く前にすることで対応できそうですし、そこに益虫がいる環境を作れればそこまで大きな問題にはならないと思います。

自分の浅い経験によると雑草があることで、畑の生物多様性(特に微生物多様性)が保たれて、作物が菌による病気にかかりづらくなるのではないかという仮説を持っています。私共のピーマン畑では管理作業のしやすさと雑草対策を兼ねて畝と畝の間の通路に通路マットを敷きます。去年通路に通路マットを敷いたエリアは例年通りの病気の株が出てきましたが、通路マットを敷かず雑草を生やしたエリアは何となく病気が少ないんじゃないかという印象を持ってます。たまたまかも知れませんし、思い込みかも知れません。でも今年も注視していこうと思います。

雑草の管理を手作業でやることは大変手間がかかります。でも少なくとも除草剤は使いません。

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