地域おこし協力隊の南部箒づくり体験
高倉工芸のある「岩手県九戸村」でも、その魅力をたくさんの方に伝えるため、地域おこし協力隊が活動をしてくれています。
南部箒を次世代にも伝えていくため、高倉工芸にも専属の協力隊(阿部さん)がおります!。
慣れない作業が続く毎日ですが、とても頑張ってくれています。
そして、ついに阿部さんが特訓を経て、他の地域おこし協力隊のメンバーにミニ箒づくりの体験をレクチャーすることに…!
自分で苦労して覚えた技術だけあって、ポイントを押さえた丁寧な指導をしていました。教わる方も、同じ地域おこし協力隊ということで、聞きやすいこともあったのかなと思います。
箒作り体験では、指導技術・作り手の器用さ・性格がすべて作品に反映されます。それが箒作りの難しさでもあり、楽しさでもあるのです。体験をしてくれた2名の作品を見ると、とてもしっかり編み込まれた美しい作品ができていたので、その両方を実感していただいたのかなと思います。
実際に体験をしていただいた2名の地域おこし協力隊、佐藤さん、福島さんよりこの度の体験について、レビューをいただきました。
【佐藤さんの感想】
「箒職人の凄みを知った。初めての箒作りに苦労しましたが、完成したミニ箒に対する愛着と達成感を感じました。」
【福島さんの感想】
買ってもらえた時に涙が出るという話を聞いて、箒作りへの熱意や愛を感じました。実際に箒作りを体験させてもって、子どもの頃に感じていた自分の手で作り上げていく楽しさを思い出しました。箒についてあんなに考えたのは初めてでした。とても楽しかったです!
指導者としても一歩を踏み出した阿部さん、「よく頑張ってくれた!」と思っています。教えることで、また一つ成長した阿部さん、より頼もしくなりました。これからも箒作りの魅力を、色々な人に伝えていってほしいです。
ミニ箒づくりの体験は、地元小中学校や高校、その他高倉工芸に来訪される際に依頼があれば、できる限りお答えしています。
一人でも多くの方、特に若い世代に、南部箒の良さや技術が広まっていくことを信じて、ミニ箒作り体験は、工房だけでなく機会があれば全国色々なところで続けていきたいと考えています。
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