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詩「鉛」

ある日 私は目が覚めたら
私の体は鉛になった

体が重い
体が動かない
体が怠い
体が
休みを
欲しがっている

だけど 休めない
仕事に穴は開けられない 
鉛になった体を
いくらかある精神力で
「えいやっ」と動かすと
自分の精神力が失くなった
恐ろしや 鉛の力

あゝ 休みたい休みたい
家に帰って横になりたい
横になれば 体の中の鉛の成分を
少しは削ぎ落とせることはできるのだろうか
完全に落ちないのは わかっているけれど

今はもう
そうするしか手がない…

(あとがき)
夏バテをずっと引きずりいろいろ悩み事もあり体が動かなくなることがよくあります…それを鉛に託しました。
もう何もしたくない。家にずっといたい。


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