見出し画像

『心霊スポット』

『心霊スポット』と言いいますと、大体想像するのが「廃トンネル」や「廃墟」、若しくは廃ホテル等は定番になっている感じなのですが、本日はその中の「廃トンネル」へ肝試しに行った息子の体験談を書かせて頂こうかと思います。

ことの発端は昨年夏の「心霊スポット」巡りになります。

常々私は霊に対してその様な失礼な真似をしてはいけないと、口を酸っぱくして教えてきたつもりでしたが、断るのが苦手な息子は『心霊スポット巡り』を断り切れず、友人達と肝試しへと出向いたそうです。

刻の頃はまさに丑三つ時。辺りには街頭も無く、真っ暗闇の中小さな懐中電灯一つと言う心もとない状況下で、その「廃トンネル」の付近へと入っていきます。

画像1

そこはまるで「生きた人間」が立ち入る事を嫌い、拒絶しているような封鎖された場所。

それでも恐れ知らずにズカズカと踏み込んでいく友人達と我が息子。ビクビクしながらも足を踏み入れたその瞬間、トンネル内から流れる空気が「異様に冷たく」感じたそうです。(※封鎖されているようなので、中に入る事は出来なく手前までになっています)

ですが、『最恐の心霊スポット』と噂される様な事も一切起きず、かと言って何かしらの「霊」に出くわす事も全く無く、結局『心霊スポット』巡りは安堵と共に終了した訳なのですが、帰り際我が息子だけ身体の一部分に、ある「違和感」を感じたまま家路に着いていたそうなのです。

次の日の朝、私は息子が前日にその様なバカな遊びをしていた事とは露知らず、「おはよう」と朝の挨拶をしたまでは良かったのですが、目の前の光景に絶句。そこには視えてはいけないものの姿が・・・・・。

出来るだけ「そちらの方」と目を合わせないようにしつつ、焦りながらの問いかけの為、おかしな言葉になっていたかもしれません。

画像2

七曜 「〇〇君(息子の名前)。そちらの女性はどちらさまで?」

息子 「????なに?誰もいないけど?」

七曜 「いやいや、いらっしゃるじゃないですか?」「・・・・・・。まさか、『心霊スポット』とか行ってないよね?」

息子 「なんでわかるの?」

七曜 「いやいや、視たらわかります」「女性が貞〇さんみたいにいらっしゃるじゃないですか(汗 」

と言う様なコントの様な会話が続き、平静を取り戻した結果、最終的には叱りました。

結局、その時に行った『最恐の心霊スポット』と呼ばれる場所がどの様な場所であったのか、息子は知らずについて行っていた様なのですが、昨日ふと何故かその事を思い出し気になった様で、ネットで検索した結果、そこに出てきましたものは【過去にそのトンネル付近で殺人事件が起きたという噂がある場所】でした。

そして【その時に殺された人(女性)が幽霊となり、○○トンネルに度々現れるようになった】と言われている『心霊スポット』なのですが、息子が連れて帰りましたその方からは、「恨みつらみ」等を感じる事はなかったので、全く別の場所から憑いてきただけか、またはたまたまその場所に居て、憑いてきただけなのかな?とも思っています。

画像3

何はともあれ、「霊」にもテリトリーが在りますから、土足で踏み込むような真似は避ける方が良いでしょう。特に若い時にはその様な場所に興味を抱く事が多いとは思いますが、「廃屋」や「廃トンネル」、「廃病院」等は建物も老朽化している為、普通に危険な場所でも在りますから、行かない方が賢いと思います。怪我だけで済めば良いのですが、そうでない可能性も有りますからね。

今では我が息子も大人しくなり、今でも時々誘われるそうなのですが、「もう『心霊スポット』巡りはしたくない」ときちんとお断りしている様です。

色々な意味で怖いもの知らずなのかもしれませんが、「強い」証にはならないので、『心霊スポット』もほどほどに・・・・・と言うお話でした。


最後までお読み頂き有難う御座いました。



七曜 高耶


サポートをありがとうございます!