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「七山で健康野菜を作りたい」あせびや加茂健さん、裕子さん夫妻

春に向けて土づくりの真っ最中の加茂さんご夫婦を訪ねました。健さんは3年前に電気関係の技術者から転身して農家になりました。裕子さんとは前職場が同じで、お二人とも農業は初めてだったので、1年間一緒に福岡の農業学校(AGSA)に通われたそうです。

Q.「あせびや」の由来は?
馬酔木という植物の持つ可能性に惹かれて屋号にしました。AGSAで学んだBLOF理論を基に、菌ちゃんとの共生を意識した化成肥料に頼らない健康野菜づくりに取り組んでいます。

Q.前職の経験が農業に役立っていますか?
BLOF理論では土壌分析をして、それぞれの野菜に必要なものを割り出して土づくりをします。前職では変圧器の設計をしていましたが、今は『農業を設計している』と言えるかも知れません。

Q.共通の趣味はありますか?
七山に来る前は、2人でよく登山に行っていました。でも、こちらに来てから毎日が自然の中での静かな生活なので…登山に行く必要がなくなりました(笑)

Q.どうして農家に?
2011年の大震災で変圧器の部品が手に入らなかった時、当たり前にあったものが無くなる経験をしました。それをきっかけに食べ物を作ることに興味が湧きました。父の兄である叔父が七山で農家をしていて、跡継ぎにと誘われたこともあり、就農することを決めました。

Q.結婚して3年、七山での生活はいかがですか?
健:「(裕子さんは)すごく気遣いができる人。そして、言い出したらやる人なので、そこはしょうがないと諦めています(笑)自分がたくさん食べるので、おかず(特にコロッケ)が大きいのはありがたいです」
裕子: 「(健さんは)考えてるとあんまり喋らなくなるので、私が1人で喋ってます(笑)ただ、自分の信念を貫く姿勢を尊敬してます。これからは作った野菜を無駄なく使い切れるように『加工品の開発』をやりたいです」

【編集後記】
寡黙でこうと決めた軸はブレさせない健さんと、朗らかな気遣いの素敵な裕子さんのお話を聞かせていただきました。
「七山のきれいな空気と静かな環境が気に入っています」
と嬉しそうに話す裕子さんを、優しい表情で見ている健さんの仲睦まじい様子がとても素敵でした。

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こんにちは!野田さゆりです。

2021.04から家族5人で佐賀県唐津市七山に移住し、夫婦で「七山地域おこし協力隊」として活動しています。

子どもたちとの田舎暮らしの毎日や、お仕事である『ななやま新聞』づくり、拠点づくり、ななやまダーチャ第一号『さゆりん農園』の創造過程などをnote「七山地域おこし協力隊」、2つのYouTubeチャンネル「ななやま放送局」と「SAYURI CHANNEL」、インスタなどでお伝えしていきます。

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(七山地域おこし)




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