話を展開させるために登場人物をアホにするのをやめてほしい

ドラマ「スーパーリッチ」。

今回の4話は、場面転換が多すぎて雑な回でした。

うーん……。なんというか、話数の関係で2話を1話にまとめたような構成でした。

エピソード多すぎでは？

1.亮の逮捕と5000万のくだり

2.ペットボトルのコンペ

3.宮村の過去とトラウマ

4.東海寺のヘッドハンティング

5.今吉の謎の暗躍（これは解消されておらず伏線？）

6.インターンの心情描写

7.衛をめぐる三角関係（今吉を入れると四角だが、今回は不参加）

ざっとこれだけありましたが、今回のメインは2と3で、あとは6と7があれば1時間を充分楽しめたのかと思います。

6についてはもっと細かく描写しないと、最後に犯人が分かったときに感動や驚きがないです。

視聴者の知らないところで勝手に話を進めすぎです。

また、1、4、伏線でないなら5はいらないエピソードで、とくに1がちょっとどうかしてました。

衛をアホにさせるのをやめてほしい

前回のエンディングで「亮の逮捕」を引きにした以上、拘置所のくだりはいりますが、5000万を貸してくれの土下座とそれにほだされる衛は正直いらなかったです。

1～3話で散々のそのくだりをやって、もはや予定調和で衛がどういう選択をするのかを視聴者は分かっています。

しかも嫌な方向に。

この選択が衛たち、社員たちを幸せにすることなら許容できるんですが、見えている地雷を踏みに行くように、次の日の会議で目標売上を「5000万」と言ってしまうとか……。

その後も、5000万を貸します。

亮のことは見捨てません。

ともとれるあいまいな態度を衛にとらせてましたが、この衛さん1～3話まで何をしてきたんでしょうか。

みんなで協力して北別府K先生という希望を得て、優秀な社員が残って働いてくれている現状で、ちょっと無能すぎますよ。

会社を窮地に陥らせないと話を作れないのだとしても、そのせいで登場人物をアホにさせるのって辟易とします。

今回の場合、魅力的な主人公を殺してアホにする、物語の推進力を失わせる悪手だと感じました。