初心者さん向け宝塚の楽しみ方|見るべき演目や用意するものなど
”人生で一度でいいから宝塚を見てみたい!”
そんな言葉をよく耳にします。
宝塚を見たことがない人からすると、宝塚歌劇団は、なんだか耽美で、ファンだけがわかる世界のような気がして、少し距離を感じてしまう方が多いのは事実でしょう。
私もかつてはそうでした。
しかし、実は宝塚ってそんなにハードルが高いものでもなく、気軽に楽しめる趣味の一つなんです。
今回は宝塚観劇歴7年の筆者が、初心者でも楽しめる宝塚の作品や楽しみ方を伝授します。
憧れのすみれの園、宝塚の世界
女性劇団員だけで構成される宝塚歌劇団。
男性役も女性が担い、そのしぐさや佇まいが、女性からみた理想の男性像ともされるほどかっこいい姿が見られるのが宝塚歌劇の特徴です。
花組・月組・雪組・星組・宙組の5つの組に加え、いずれにも属さない専科に劇団員が分かれ、各地でミュージカルやレビュー(舞踊・音楽・曲芸・寸劇などを組み合わた豪華多彩なショー)の上演を行っています。
主な上演地は、本拠地となる宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)と東京宝塚劇場(東京都千代田区)の2か所。
また、時期によっては大阪梅田や東京都内の各劇場、全国ツアーとして全国各地で上演されることもあります。
観客層としては、女性が8割以上ですが、親子連れや夫婦、カップル、もちろん男性一人の方もいます。
劇場に入ってしまいさえすれば、観客の一人として溶け込めてしまうものなので、ご安心を。
初心者にもおすすめの演目一覧
宝塚は2幕構成。1幕と2幕を合わせて一本物のお芝居を上演する公演もあれば、1幕はお芝居で2幕はレビューといった構成の公演もあります。
宝塚は日本で初めてレビューを上演した劇団で有名でもあるため、宝塚独特の世界観を味わいたいのであれば、お芝居とレビューの両方が上演される公演がおすすめです。
宝塚といえば「ベルサイユのばら」。
とても有名ですが、その他にも楽しい作品がたくさんあります。
【おすすめの演目】
実際に宝塚を見よう!
宝塚がどんなものかわかったところで、観劇までに必要なステップを紹介します。
上演されている公演をチェック
宝塚歌劇公式ページ (hankyu.co.jp) から上演される予定の公演をチェックしましょう。
年間を通した先々の公演スケジュールが公開されているので、今すぐに見たい作品がなくても、今後見たい作品があればチェックしておくことをおすすめします。チケットを取る
チケットを取る方法は複数ありますが、ここではファンクラブ等に属していない初心者向けの方法を紹介します。
おすすめは、各種カード会社やプレイガイドの貸し切り公演の日程に申し込むことです。
どの公演でも、VISAカードやJCBカード、チケットぴあ、イープラスなど、各会社の貸し切り公演の日程が確保されているため、一番ハードルが低くておすすめです。
身近にファンの方がいれば一緒にチケットをとってもらう等、お願いしてみるのも一つの手です。配信で楽しむ
コロナ禍以降、映画館でのライブ中継だけでなく、ライブ配信も普及したため、楽天TVやU-NEXT、d-TVでお家で配信を楽しむこともできます。
観劇時の持ち物・最低限のマナー
初めて踏み入れる世界を前にした際に気になる、服装やマナーについてもご紹介します。
チケットはもちろん、チケット忘れや紛失などのトラブルに備えてスマートフォンや身分証明書も必須。
また、タカラジェンヌ(宝塚歌劇団の団員)の顔をよく見たい!という方はオペラグラスを持っていくのもおすすめです。
演目によっては泣いてしまうこともあるので、ハンカチも忘れずに。
お気に入りのワンピースなどを着ていくのもよいでしょう。
長時間座るため、体を締め付けない服装がGOOD。
宝塚は未知の世界だと思われがちですが、実はファン全体のマナーが良いうえに、性別関係なく、さまざまな年齢層が楽しめるアットホームで素敵な世界です。
この記事が、あなたが宝塚歌劇の世界に一歩踏み出すきっかけとなれば嬉しいです。
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