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ななつぼしの精 本を読んでみた

お仕事と環境問題

ななつぼし監査法人は、社会を流通する「リスク・マネー」にかかわりのある皆さんをご支援することを一つのミッションにしています。クライアントの中には再生エネルギーファンドの投資家もいらっしゃいます。例えば太陽光パネルを設置した発電設備に投資をし、売電収入によって回収するファンドの会計監査をやらせていただいています。

私たちが関わらせていただいている業務ひとつをみても、この社会における環境問題への取り組みが、具体的には二酸化炭素の排出を抑制しようという取り組みが、きちんとビジネスとして成立するところまで進展していることがわかります。

ささやかな疑問

先に例に挙げた太陽光パネルを使った発電は天候によって発電量が安定せず、ファンドのPLとしては天候不順の影響を受けやすい性質があります。ファンドの数字としてはそうなのですが、実際にファンドから電気を購入している電力会社は、不安定な電力供給に対してどのような対策をとっているのでしょう。

そんな疑問でモヤモヤしていたところ、私の元同僚が書籍をだしたと聞きました。

「13歳からのエネルギーを知る旅 著者 関口美奈」

読んでみました。おススメします💛

タイトルは、オジサンが手を出すのにいささか躊躇するものですが、年齢はただの数字・笑。読後感はめっちゃすっきりです。

わかったつもりになっていた情報も含め、断片的な情報がパズルのようにつながって1枚の全体図ができあがる感覚を覚えます。タテ糸とヨコ糸と表現できるかもしれませんが、日本を超えた世界の「地理」「歴史」「政治」がつながり、エネルギー問題という一つのテーマで大きな全体像が出来上がります。世代を超えて多くの「いま」を生きる人々に是非手に取ってもらいたい書物になっていました。

これからの社会に1度でも思いを馳せたことがある人であれば、掲載されている「主要国の電源構成」を示した図をながめて、何かを感じない人はいないと思います。
少し前の日経新聞でも、2040年の電源構成の見通しを決める経済産業省によるエネルギー基本計画の記事もありました。いよいよ脱炭素社会待ったなしですね。

そういえば、別の元同僚は核融合発電の会社で活躍していたっけ。こんど話を聞きに行ってみようと思います。

今回はこの辺で。
健康法師 
2024年6月 ゲリラ豪雨をながめながら

#エネルギー #脱炭素#読んでみた #監査法人