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まとまらない気持ちを綴る2024.2.18

お疲れさまです。

このnoteは、心が動いたことがあった日に、その気持ちを鮮明に感じているうちに書くことが多いのだけど、一昨日から昨日にかけて特に心が動きすぎて、文章にまとめるのをなんとなく憚られ、でも記録はしたいから今日書いてみることにする。

私のうつがやばすぎた1年前くらいから半年ほど、わりとよく会って散歩をしたり公園に行ったりしていた人がいて、うつではなくなってからそれを報告したいなとずっと思っていて、職場復帰も決まりそうだったから少し前に私がご飯に誘い、その予定が2.16の夜にあった。

美味しそうだと思った小籠包のお店が偶然私が職場に行くのに使っている駅にあり、そこを予約した。
先に着いて、19:20頃に駅前で待っていたのだけど、金曜日ということもあり賑わっていた。働いていたときは、仕事をするだけで脳みその全てのパワーを使い果たしていたので、仕事終わりに職場近くで誰かと遊んだことがなくて、この賑わいの一員になれていることに静かな感動を覚えた。

合流し、お店に向かう。
けっこう狭めのお店で、隣の席との感覚が近くて気になるかなと最初思ったけれど、話したり聞いたりすることに夢中で、周りのことは全然気にならなかった。

妹に怯えて日々を過ごしていた当時のことも相手は知っていたから、妹に直接ブチ切れた話などもして、「怒っていいよってずっと思ってたよ!めちゃくちゃいいじゃん!」と、打ち明けて励ましてくれる。

私のうつの奥に、怒りの感情の抑圧があったことに対し、それに全然気が付かなかったとも話してくれ、わからないものだねとしんみり言ってくれたけど、自分でもわからなかったから気づかなくて当然だよ!と返す。

私の話に対し、「それってこういう感じ?」とか、質問をしてくれて理解を深めようとしてくれて、興味を持ってくれているのが伝わってくる。

なんというか、私は私がうつではなくなったことをもちろん喜んでいるけれど、「もしかしたら自分よりも喜んでくれているのでは?」とこちらが思うほど、「本当に良かったね、今日めちゃくちゃ楽しいわ〜!」みたいなことを何度も言ってくれて、そんなふうに私に寄り添って喜んでくれる人が家族にはいなかったから慣れてなくて、喜びより先に当惑を感じるくらいだった。

「絶対これから、幸せになると思うよ」と言ってくれて、私も笑いながら「うん、ありがとう」と言った。

「側から見たらさ、いいところに住んでて、早稲田行って大企業入って、綺麗なルート歩んでるように見えるけどさ、実は家庭環境とかで悩んでて、本当に人は見た目でわからないし、難しいね」というようなことを言われ(なんかこの辺は感動しすぎて詳細には覚えていない)、私は私で、相手のことを全然知らなかったなと思う。

私が言ったことに対して、それをもっとわかろうとしようとして質問をしてくれて、それを何度もやってくれて、男性であまりそういうことをしてくれる人と深く関わる機会がなかった(もしくは私が心を開けなかった)というのもあるけれど、「男性は相手の心の機微をあまり感じたがらない人が多いのかな」とか思っていた馬鹿みたいな偏見をぶっ壊してくれた。

去年の春に新宿御苑で花見をしたとき、私が「世界青年の船」という内閣府のプロジェクトに参加する予定だったけれど船が出る直前にやっぱり嫌すぎてキャンセルした話をしたらしい(私は御苑行ったときも体調が悪すぎて当時話したことを鮮明には覚えていなかった笑)のだけど、そのときも、あとは私が実は留年したんだよね〜!ってそれより前に教えたときも、内心めちゃくちゃ最高だと思って心の中で拍手していたらしい。

のだけれど、それらを話していたときの私の体調が悪すぎて、相手もそれをわかっていたのと、あとは私も、「心の奥ではやりたくないと思っていることを『でもやったほうがいいかな?』とやろうとするも、最終的に逃げたり辞めたりしてやれない」という自分の性質を当時は短所だと思っていたのでちょっと悲しい感じで話したらしく、相手は「めっちゃ最高じゃん!おもしろすぎる」とは気を遣って言えなかったらしい。

ちなみに今では、「心の底からやりたくないことからは最終的に逃げ出す」という性質を長所だと思っていて、相手もそういうところがあると言っていて(聞いていて私もそう思った)、二人で自分たちの性質を「実は長所なんだよ!」と言い合った。

「今までもうつが良くなったって思ったことがあると思うけど、そのときの感じとは違うの?」と聞いてくれたので、考えて、「良くなった、というより、全く違う人生、っていう感じかな」と答えると、「なるほど、それはすごいね、ほんとによかったね」とまた言ってくれる。それと同時に、「でも、大学時代の尖ってた岩本さんの姿も、1年前とかの姿も、消えてはなくて、それらも込みで今なんだなとも思うよ」と言われ、何かわからない何かが込み上げそうになった。

対等な関係でいたいから、絶対に割り勘にするという強い気持ちを持っていたのだけれど、「こんなめでたい日ないんだから、今日は払わせて!」と言われ、心からありがたく奢ってもらった。

そのあと、相手の大学時代の友達で、私も20歳くらいの頃一緒に飲んだことがある人の行きつけのバーに行き、合流して3人で話した。

若かりし日の我々の思い出話や仕事の話などをして、楽しかった。会った回数は少ないけれど、お互いの昔も今も知っている人との関係は面白い。

終電まで話して、ここでは自分の分を払おうと5,000円をマスターに渡してお手洗いに行ったけれど、帰ってきたらその5,000円札がそのまま机に置いてあって、「?」と思っていたら、「払ってくれましたよ」と言われ、マジか!と思ったけれど、本当にありがとう!と言って奢ってもらった。

終電に乗り、音楽を聴きながら帰った。

家について猫のトイレ掃除をしてからお風呂に入ろうと思い確認すると、フローリングにうんちが漏らしてあって萎えたけど、頑張って掃除をしてお風呂に入って寝た。

翌日のお昼に、カウンセリングの予約をちょうど入れていた。
今までカウンセリングを受けたことはあったのだけど、心理士さんや精神科医と合わず、「この先生のこのやり方だと、私のうつは良くならない」と思い、二回とも途中で辞めてしまった。

ただ私の中に大きいトラウマがあって、うつではなくなったけれど、それを解消しきれていない感じはしていたので、ソマティックエクスペリエンスという治療ができる心理士さんを探し、プロフィールなどを見て直感で「この人と合いそう」と思った心理士さんに、セッションをお願いすることになった。

その直感は幸いなことに当たり、昨日が三回目だったのだけど、毎回自分が楽になるのを感じる。

今のところ毎回セッションの途中で泣いていて、昨日もまず妹の話をしながら泣き、ただその怒りや悲しみはわりと消化できていて、それを消化できているのはなぜだろう?というような話になり、「自分の内側のことではないのですけれど、昨日友達と会って、妹のことも話して、そうしたら『怒っていいんだよ!』と言ってくれたので、楽になった、というのはあると思います」と話したら、「そうなんですね、そのお友達に対して、どんな気持ちを感じますか?」というようなことを言われ、自分の心に問うたら、「嬉しかったです」という言葉が出てきた。「その気持ちを見つめてみましょう」と言われ、そうしたら、涙が出てきて、多分、びっくりすることに、嬉しくて泣いてしまった。

他にもいろいろ心理士さんとお話しなどをして、昨日もすごく有意義なセッションだった。他の内容については長くなりすぎるので詳しくは今は書かないけれど…(自分が光を発していて星になった感じがするという話や、一寸法師のように小さくなった妹のイメージが出てきたり、小さい頃の自分が喜んでいる気がします、とか、みんなで踊りたいとか、おもしろかった)。

感じたことは全部印象的だったんだけど、やっぱり、嬉しくて泣いたことが自分にとって衝撃的だった。
自分以上に自分のことを喜んでくれる人に対して、私が今まで誰に対しても感じたことのない感情をすごく感じた。多分、こういう人と家族になったら、楽しそうだし嬉しいなっていう気持ちなのかな?

そのあとラーメンを食べてからレジャーシートを買って公園に行って、梅林を見つけてその下で寝転んでいろいろと物思いに耽っていた。
今日のヘッダーはそのときに見てた梅の枝と空。

偶然見つけた梅林

そのあと、松戸でスカイツリーで働いていたときのバイト仲間と久しぶりに会ってもつ鍋を食べたり、スタバで飲み物を買って公園で話したりした。

そのうちの一人がこのnoteを読んでくれていて、その人も私をすごく励ましてくれて、二日連続で嬉し泣きするところだったけど、ちょっと恥ずかしくて耐えてしまった。泣いても良かったと思うけどね。
今まで誰にも言ったことがないという、今の目標のようなことも話てくれて、「みんなで頑張ろう!」と話し合った。

そんなような、感情が動くことが重なった二日間でした。

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