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エナジータンクマガジン☺️💓

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こちらでは、私のことや私のnote・写真をご自身のnoteでお使いになってくださった方々、紹介してくださった方々のnoteを集めさせていただいています😊ご紹介頂き、またお使いくだ…
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2021年2月の記事一覧

「イリュージョニスト」観劇するか否か

あの日から春馬のことをたくさん検索して今まで知らなかったことの方が多すぎて、色々なことを忘れないためにも綴っておきたいと思っておりますが… まずは記憶に新しい「イリュージョニスト」から。 2020.3.24 「ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド」 これが初めての、最初で最後の彼の舞台鑑賞になりましたが… 若い頃は「たのきん」のトシちゃんを追っかけ、SMAPのコンサートにも行ったりしてたのに子育てと仕事、家事に追われいつのまにかゴールデン枠のドラマを録画して見ることだけが趣味の

あなたに私は絡みつく 第25話

第25話 律 欧介さんの匂いのする寝室。 部屋に入るなり、欧介さんはもう一度キスした。長くて、息が詰まりそうなキス。 唇同士が引く唾液が、俺の心臓をよけいに早くする。 仰向けになった俺の顔を、ベッドに腰掛けて、欧介さんは優しく撫でた。 こんな状況でも、この人は優しくて慎重だ。 俺は何をどうすればいいのかわからないから、任せることに決めた。 欧介さんの手が、Tシャツの中に滑り込んで来た。掌が温かくて気持ちいい。脇腹を撫でられて、変な声が出た。欧介さんが笑った。 「…くす

あなたに私は絡みつく 第24話

第24話 欧介 「…触りたいって言ったのは、律だろ」 もう止められない。どうしてくれるんだ。煽りやがって。 「ち…違う、やなんじゃ…なくてっ…」 ごそごそと動いて、俺から離れようとする。離したくなくて、さらに引き寄せた。耳にキスしたら、律の身体がびくんっと跳ねた。不自然に腰を引いている。 これは。 「律……もしかして、勃った?」 「……」 律は下を向いて、黙っている。信じられないだろう、男相手に欲情するなんて、まだ若い律には受け入れられるはずがない。 少し考え

あなたに私は絡みつく 第23話

第23話 律 とうとうバレた。 見られたくなかった、って言われた。早く返せば良かった。 でも、そう出来たらとっくの昔に返していたと思う。 「この写真の欧介さんの表情が好きで…こんな写真、俺も撮ってみたいと思って…」 半分は本当で、半分は嘘だ。理由はそれだけじゃない。 「そう…か、写真…」 欧介さんの表情が少し明るくなった。カメラを貰ってから、写真の話をすると欧介さんは喜んでくれる。それに乗っかった自分が、卑怯だと思う。 「でも何も俺の写真じゃなくても、他に参考にな

あなたに私は絡みつく 第22話

第22話 欧介 秋が過ぎ、気づけば吐く息が白くなり始めていた。 何度も経験したこの地方の冬。夏は暑く、冬は積雪が多くて寒い。 今年は、日が落ちるのが早くて寂しくなる冬を、一人で過ごさなくてもいい。 今年だけは。 「欧介さん、まだ?足、凍るんだけど」 「悪い悪い、今行く」 エンジンをかけておいた車に乗り込み、隣町へ買い出しへ行く。 朝顔の冬越しに必要な肥料を買いに行くと言ったら、ダウンを着込んだ律がわくわくした顔で車の前で待っていた。 あれから数ヶ月。 お互いに何も言

短歌

巨(おほ)きすぎるま朱(あか)き没(い)り日街を染める おつかれさまの紓(ゆる)き落日

あなたに私は絡みつく 第21話

第21話 律 「じゃあ、なんでキスしたの」 昨夜、欧介さんにキスされた。 由真としたキスとは全然違った。大人のキスってやつ。 気持ちよかった。欧介さんの唇が柔らかくて、いい匂いがして。 そして欧介さんはやっぱりすぐに焦った顔をして、逃げようとした。 だから釘を刺した。なかったことにはしたくなかった。 俺はゲイじゃない。それは事実だけど、欧介さんにされたキスは嫌じゃなかった。 嫌、なんじゃなくて、多分俺は期待してたんだ。 灰谷さんに生じた感情は、嫉妬だったんだと、後から気

あなたに私は絡みつく 第20話

第20話 欧介 「これ以上は俺が…冷静でいられない。何をするかわからないよ」 止めるなら今だ。ごめん、冗談だよ、と言えば済む。 嫌だ、やめて、気持ち悪いと拒絶される前に、俺が手を引かないと。 酔っていないと言ったって、律は今日の騒動で気持ちが不安定なだけだ。 だけど、今、目の前で律が俺を熱っぽい眼差しで見上げてる。 キスしたい。 「律。嫌なら、突き飛ばして」 律の顔を上向かせて、唇を重ねた。 柔らかい唇に、俺の心臓が壊れそうに拍動する。 早く離れないと、と思うのに

あなたに私は絡みつく 第19話

第19話 律 「欧介さんが灰谷さんを好きなら…それはそれで、いいと思う。大人だし」 これは嘘だ。灰谷さんが欧介さんの家にいるのが、気持ち悪かった。もともと灰谷さんの家だったとしても。 あの窓から見えた欧介さんの相手が灰谷さんだったっていうのも、さっきキスしてたのも、気分が悪い。ただただシンプルに気に入らない。 「…っ俺はっ…」 「欧介さんが誰とつき合ってても、俺は、今までと同じがいい。…彼女作ってみて、わかったんだけどさ」 由真といる時間より、欧介さんといる時間が楽

あなたに私は絡みつく 第18話

第18話 欧介 焦りすぎて、鍵が上手く回らない。そもそも錆がひどいから、そろそろ替え時だ。 「律!」 格子戸を開けるなり、律の名前を呼んでいた。玄関に、律のスニーカーと司の革靴。一本早めて飛び乗った新幹線の中で何回も想像した最悪のパターンが、また脳内再生されて悪寒が走る。 キッチンの方から、欧介さん、と呼ぶ律の声がして、靴をすっ飛ばして中に入った。 「欧介さん!」 「律、無事かっ…っ」 キッチンのカウンター越しに向かい合う律と司。 とりあえず最悪の状況じゃなかった

【20日目】一歩目

昨日のタイトルが「到達」だったのに、今日のタイトルは「一歩目」になってしまった。ままならねーな、人生は。 さて前日から引き続きスプレッドシートをやっている。サンプルではアクティブシートで狙いのシートを一発で指定できているが、どうやら私のGoogleはそこまで優しくはない。というかプログラム(?)ごとに新しくスプレッドシートを作り直していない&シートを追加しているのでこうなる可能性もあるか。 仕方ないのでいちいち名前を変えて名前を指定して、というのでなんとかしている。 さて

今日はたくさん遊んだ!!

こんばんは! ミライLABOのももです🍑 今日も読んでくださり ありがとうございます!! 今日は水曜日!! 寒暖差がすごくて体調崩さないか 心配なる寒さでしたね💦 昨日、「もっと遊んでいい」 という内容の投稿をしました。 そして今日「たくさん遊べました!」 昨日のnoteを書いた時点で 明日はいっぱい遊ぶぞ〜! と意気込んでいたのですが 自分が思った以上に自然体で 遊ぶことができました。 今日はおやつの後の時間で ダンスをしました😊 おやつ後の時間は テンションは高いけ

あなたに私は絡みつく 第17話

第17話 律 欧介さんが東京へ行って今日で3日目。 どんな用事なのかは聞いていない。あの人が言わないことは、聞かれたくないこと。 たった3日だし。俺には朝顔ミッションがあるし。 メールに返信はなかったけど、今日の夜には戻ってくる。 朝飯のあとに隣の庭に入って、朝顔に水をやって、学校に向かう。 今日はテスト最終日で、午前授業だから、帰ってやることは決めていた。 家は、人の動きがないと途端に空気が淀む、と母親が言っていた。 朝顔に水をやるだけで、合い鍵は一度も使ってない

あなたに私は絡みつく 第16話

第16話 欧介 「律、行かないで」 俺、何言ってるんだ?律が驚いてる。手を、離さないと…… 「欧介さん?」 「…気にしてないから。律が何を言っても、気にしないから」 「…ごめん、無神経で」 無神経なのは俺だ。気を遣わせてばかりいる。俺が律のそばに居たいばっかりに、この子に負担をかけてるんだ。 繊細な年頃の、健全な高校生に、俺みたいな男が近づいちゃいけない。 「違う…いつも気遣ってくれてただろ?知ってるよ。でも、いいんだ。律が言うことには、傷つけられたりしないから