「見た目が9割」の人たちと生きるには。

自分の回復方法は、近い気質の友人と励まし合うことだなあと実感中のさとさです。前回書いたネガティブ〜の話を友人にしたら、ものすごく素敵なアドバイスをくれて、それがとっても心に響いています。ふぁ〜。このことについてはまた書きますが、

今回は昨日予告した通り、視覚によるジャッジとMBTIタイプ論の話を書いてみます。

ご存知の通り、私はMBTIの正式な資格とかもっていません。自分の中にある理解だけで書いているので信憑性のほどは「?」ですが、自分が実感したことを書いてみます。

今回のテーマは、Sensing vs iNtuition。世界の捉え方の違いとそれによって私が感じた苦しさとその緩和方法の考察について書きます。

簡単に言うと見た目でジャッジする傾向が強い人たちがいて、見た目に自信がなく個人的には見た目はどっちでもいいと感じるような私はいつも見下されていて悲しくて、それを打開するために私のようなセンスのない人にも見た目を変える良い方法を最近知った、ということです。

まず、MBTIタイプ論のざっくりしたまとめはこちらからhttps://note.com/nanashinosumiko/n/ned55f0b82306

情報を受け取る際の姿勢が、物事を五感を通じてありのまま受け取るという性質のSensing(感覚)。私は正直このSensingがとても、とても強い方が苦手です。これには2つ理由があります。1つは、私の性質がこれと真逆のiNtuition(直感・物事の関連性や隠れた意味を捉えようとする)で理解がなかなか難しいと言うこと。これはまだいいんです。2つめの理由、それは実はMBTIとは少し話がずれるのですが、これまでの私の経験上Sensingの人の五感でとらえる私という事象が彼らの固定観念に結びつくとき、私への評価が割合に低いことが多かったです。そういった方に見下されてきたと言うことです。そして私はその評価の低さが事実だと信じやすいので『自分は程度の低い人間だ』と思い込んでしまうという精神的に不健康な状態になる場合が多かったのです。

そう、私は見た目でジャッジされて、さらに見下されることが嫌いです。そして、今までの私の人生の中で出会ったSensingの方はだいたいそういうことを私にしました。「人は見た目が9割」というやつです(もちろんこれは人間の自然現象でもあるのですが…)。今は「嫌い」と言えるからまだいいですが、昔は見下されることで「自分は見下されて当然の人間なんだ…」という自己否定感が増長していました。

※もちろんすべてのSensingの方が私が嫌いなことをするわけではないこともわかりますし、その方々に悪意があったわけではないことも知っています。人間の性質や認知機能などなどいろんな要素で、そう言う捉え方をしてしまう場合はiNtuitionにだって往往にしてあるということを付け加えさせてください。

これはSensingだからとかiNtuitionだからということでなく、私の自己肯定感の低さや自分の意見を相手に従属させやすい性質がこのような事態を招いているのですが、つい最近までそれに気づかずに苦しい思いをし続けていたことやどうやれば「見た目でジャッジされて見下されないか」を全く知らなかったのです。ただ、「見た目だけでジャッジしてんじゃねーよ!Don't judge the book by its cover!! F**k you!!」と変えられもしない相手に変わってほしいと苛立ちを募らせていただけでした。そして、ようやくそれに気がついた今は、SensingとiNtuitionという考え方を加えながらやっと説明ができるようになって、相手を変えるのでなく自分が相手に少しだけ合わせるように変われるようになってきている地点にいると思います。

物事を五感を通じてありのまま受け取るSensingは、色や形といった目の前にある事象をそのまま知覚し行動に移す傾向があります。この性質は全然問題ないんです。ただ、これがその人の固定観念と結びつくと「ださい格好をしているやつはろくなやつじゃない」とか「スーツを着ている人は信頼できる」とか「流行遅れの格好をしている人とは話したくない」と視覚情報だけで人をジャッジする傾向が強いのではないかと推測しています。もちろん視覚情報でものごとをジャッジをするのは人間の知覚の働きによる自然なものだし、固定観念で人のことを決めつける人は性質に関係なく大勢います。社会が成立するのも人間が無意識的に視覚情報でジャッジしていることに由来している部分が大きいですよね。ただ私の経験上は、iNtuitionの方は比較的ジャッジが少なく、あったとしても最初だけでその後は人間性の方を重視する傾向があるような気がします。そうです、人の世界の捉え方は性質ごとにこんなにも違うものなんですね。

なので私は一生Sensingと固定観念がとても強い方とは円滑な人間関係を築けない、私はただ逃げ回ることしかできない、と思っていました。その方々が見た目を重視するなら少しだけ見た目を良くするように努力すればよかったのかもしれませんが、視覚情報をそのままとらえることにセンスのない私は、もともとそんなに容姿が良いわけでもないし、見下されていることで自己肯定感も低いわけなので何をどうすれば見た目が良くなるか全然わかりませんでした。

でも、私は20代後半にかけて自分と違う気質を理解すべく、自分を精神的に追い込んでまで自分と違う気質になってみようと努力したことと(これ絶対お勧めしません!真似るな危険!)、そのことで自分の自然な気質なら絶対に属さないアパレル業界(と言ってもすみっこのすみっこ)に席を置くことになったことで、Sensingの行動パターンへの理解が深まりました。さらに、最近流行っているファッションのロジック、肌色のタイプ、骨格のタイプ、顔の印象のタイプの3項目のロジックを知ったことで、Sensingほど物事の五感(特に視覚)でのとらえかたが冴えてなくてもSensingを納得させる外見の作り方ができるようになりました。まだまだ実験中ではありますが、私が最も苦手でここ10年ほどで体験したことで、今まで苦手だったSensingの方への対応方法をわかりはじめているような気がします(まだびびりながらだけど…!)

見た目でジャッジするSensing系の方への対応として、自分に合ったもの・自分を表現できるものを身につけることはとても大切なのだと学びました。

ただ、前述しましたが私のような生粋のiNtuitionにとって、「自分に合ったもの・自分を表現できるアイテム」が色や形的になんなのか、さっぱりわかりませんでした。視覚情報を重視していないので、何が合うとかどれがいいとか全くわからないんです。なんとなく、これいいな〜これ好きだな〜くらい。でもそんな中途半端な判断で選んだアイテムはSensingの感覚の良さの前には塵に同じなわけです。

そこで私にとって役立ったのはファッションのロジックを知ったことでした。単純に私はロジックが好きなので、この方法は私にとってとてもフィットするものでした。また、今では多くのイメージコンサルタントやアドバイザーの方がいらっしゃって、私がコンサルを受けた先生もとても優しくジャッジメンタルではなかったので、私はますますこのロジックにはまってしまいました。

そして何よりこのロジックで導き出した装いをしていると、とにかく周りの人から褒められるのです。特に生粋のSensingのような方、同僚ですけど、からすごく肯定的なアプローチをうけます。私はこの感覚は、やっと自分がその人と交渉するための席につくことができた、ようなものに近いと感じます。

なので、私のようなSensingのセンスが欠けていて、でもそちら側の人ともほどよい人間関係を保ちたい、という方に、上記のファッションロジックはおすすめです。まず自分の外見の性質を客観的に知ることがとても大切ですよね。私はコンサルを受けて、コンプレックスにすごく注目してしまうとか、もっと顔や体がこうだったら良いのに、とかではなくて、ニュートラルなそのままの自分を知ることで、身につけるものの得意不得意やどう自分をデザインしていくかのベースがわかってきてとても楽しいです。前はそのベースすらありませんでした。でも今はそれを説明することもできるようになりました。

そんなわけで私は自分のコーディネート奮闘記を出していくことに決めました。昨日書いたみたいなネガティブはたまに襲ってきますが、今は大丈夫だと思います。まずは自分と近いタイプの方にとって良くも悪くも参考になればと思っています。●●社のトップスがいいですよー!とか商品の押し売りみたいなことではなくて、アイテムのデザイン・色・素材に注目してもっと一般化した内容でお伝えします。

たとえば今日UPしたインスタのコーデですが(写真がちょっと暗い…)、ポイントは黒のベレー帽です。「黒のベレー帽がいいですよ!」ということではありません。私の顔タイプにあった帽子(ころんとした丸みのあるもの・しっかりしつつもラフさのある素材)が印象を良くするが、私の性格(静かで繊細だけど熱量とちょっと鋭さがある)を表現するために黒の色を採用している、といった感じです。これは他の人にも当てはめることができますよね。『顔タイプは●●で、得意なアイテムは●●(これはググれば出てきます)、でも今日の自分はこう言う風に見てほしいからデザイン・色・素材どれかをそのイメージにあったものにする』みたいな。その法則は単純化することができます。つまり、HSPですぐ情報過多になってしまう私のようなタイプにもぴったりの解決方法なのです。

そんなわけで、私はもう少し身につけるものに関して勉強したいなと思っています。将来は自分と近い気質の方の装いのお手伝いができたら良いなあなんて夢見るのですが、もしかしたらみなさんの方が私よりはるかによくご存知かもだった!なんて私の井の中の蛙加減が露呈するだけかもしれないし、結局好きなのは自分を装うことで他の方のことは上手にできない可能性もありますが、今は夢をでっかく、自分にできることをやっていこうと思っているのであります。

そんなわけで、私が人生の中で最も苦手とする領域に対する苦手意識を少しでも緩和しようと言う試みが今まさにはじまったわけです。これがどんな方向に向かっていくかはまだわかりませんし、今回の文章も結構迷走して書いていた感があって途中支離滅裂かもしれない…と言う感じではありますが、現時点での考察と自分の位置を知るためにも書けてよかったなと思います。

またブラッシュアップした記事を書けたら良いなあと願いを残しつつ、今日は寝ます。

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