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ある男性との夢のある話

みなさまお久しぶりです。
今回はある男性と知り合って、そこで聞いた話をしたいと思います。    


私はブランド活動とは別に掛け持ちで仕事をしており、そちらでは接客をしています。
日々多くの方に声をかけるわけですが、それをきっかけにある男性の方と知り合いました。

その方は40代の男性なのですが、テーラーを職業とされています。
テーラーとはオーダーメイドで紳士服を仕立てる職人のことでなかなか身近にいる方は少ないかと思います。

私自身が服を作っているからか、ものづくりをしてる人の雰囲気にはわりと気づく方で、その方もなにかしているような独特の雰囲気を持った方でした。

女性向けの商品の取り扱いが多いためうちの店では珍しい男性客で、話しかけたところカフスを探しているとのことでした。
独特の雰囲気とは裏腹にとても気さくな方で会話の流れから私が服を作っているという話をしたところ、その方もテーラーをやっていると話してくださりました。
また互いの名前が似ていたこともありとても親近感を抱くようになりました。

別の機会に詳しく話を伺ったところ、その方は元々獣医をしていて、30歳を過ぎてからイギリスに渡りテーラーを目指したと話してくださりました。

本場であるサヴィルローで働き、今は日本でテーラーとしてお仕事をされているそうです。

「好きが高じてこうやって今はテーラーをやっています。」

さらっと話してくれたその話は今年で30歳になる私にとって可能性しか感じない、ものすごくポジティブなお話でした。

人は年を重ねる毎に自分というものが分かったような錯覚に陥ります。
社会、会社、学校、家庭での自分の役割が少しずつわかってくると共に、憧れと現実の距離を感じます。
そして背負うものが増え、選択肢が狭まっていくような不安だけが高まっていきます。
やってもいないのに。


年齢という数字に縛られるのはもったいないことだと改めて私は感じました。

不安なんて数えたらきりがありません。そんなことよりまずはやってみよう、そう思わせてくれた素敵な方との話でした。  

それではまた。  



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