頑固美容師な話
子どもの頃から母親が行き着ける美容院に通っている。
小学校の頃に通っていた美容院は引越したせいで疎遠になってしまい、それまでナナシの担当だった人も辞めてしまったので行く気にもならなかった。
引越したさきの近くにかなりおしゃれな美容院があった。店長は若い男性でかなり気さくな人だった。
しかし、2年でそこに行くのはやめた。理由は簡単で、要望した髪型とは全く違うものにしばしばなったからだ。
「これがおしゃれだから」
とそう言われたが、学校の友達からひどくださいと言われ、大変にひんしゅくを買ってしまった。
しかも、「こうして欲しい」「ああして欲しい」と要望を出すとかなり雑に着られたりした。髪は命なんやぞ・・・。
困りに困って伸びすぎた髪を抱えながら渋谷のある美容院に行った。そこで老齢の美容師に当たったのだが、最初はとても良い髪型にしてもらえた。
しかし、二度目以降は高齢だったからかハサミの扱いがおぼつかず、悲惨な髪の毛にされた。
三度目に「これだダメだったら最後にしよう」と思って予約しようとしたら、電話越しには若い男性の声。
「いま。〇〇さん(高齢美容師)休んでますので、もしよければ私が担当しましょうか」
この担当を申し出てくれた若い男性、実は次に新しく設置される支店の支店長にその後なるのだが、この人に切ってもらったほうがかなり良くなった。
人生で四度目の美容師交代で、ようやく理想の人に巡り会えました。今では距離はありますが、その人の経営する支店の方に通っています。
皆さんも、そんな体験ありませんか?
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