ロマンティックは急停止するもの
お付き合いしたことがそれほどないナナシ。
1度目は告白だけが目的化しており、その後ずるずると破局。
2度目は浮気されてご破算へ。
アメリカのようにダンスパーティー、日本だと後夜祭デートなどがあるわけでもなく。
普通は既にカップルが決まっていて、彼らだけが楽しむものだった。
「とりあえず彼氏が欲しい!」
というわけにもいかない。
大学時代の飲み会では男たちの目はさりげなくギラついている。
紳士に見えても、偽装紳士であり、ふつうにみんなむっつりさんだ。
はなから異性交際を諦めている男性の方が、実のところ面白かったりする。
女の子は女の子で、社交辞令やおべっかが勘違いを生み出すことを知らない。
色々な思惑と建前が透けてみえる後夜祭。
1度目の交際、そしてデート。デートではなく、なぜか友達を呼んでしまう交際相手。それはそれで楽しいのだが、何か違う。そして他の人と組んで、どこかへといってしまう。
2度目。まさしく私はストックだったらしい。
その時は怒りではなく「めんどくささ」が増してしまった。今までの時間を返して欲しい。
そのせいでロマンティックは急停止。私はついに相手を探す気がなくなってしまった……。
そこにロマンスはなかった。
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