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nanashimaのSS

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ssをまとめました
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#ss

君の願う僕の幸せはね、 ss

幸せには色や匂いがあるのだと、僕は初めて知った。 小説の主人公にも脇役にもなれないような…

nanashima
2年前

紙とインクと塀 

私が生まれた時 それは無垢でありながらも硬質な白さを持つただの紙だった。 人と交わるたび…

nanashima
2年前
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Day3】『お願いだから、騙されているふりをして。』4500字

Day1, Day2の内容を転載、加筆修正しています。 一人の女性と、高校生の男の子の話。 「ねぇ…

nanashima
2年前

Day2】SSよりちょっと長くするたたき台ver2:『お願いだから、騙されているふりをして…

SSを、毎日ではなく三日で書くということを試したくて。 ただ表に出さないと書き切れないので…

nanashima
2年前

Day7】ss8 嫌われたとしても。 〜1200字

「縺昴%縺ォ隱ー縺九>繧九?」 「やっと、君に会えた」 願いの花が群生する丘、きっとここに来…

nanashima
2年前

Day5】ss6 そのジンライムが意味するは

「あああああああああもう!あのくそ上司!」 今日の君はお怒りモードらしい。 「何だかわか…

nanashima
2年前
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Day4】ss5 天秤の上の街

ぴゅう、と乾燥した風が吹く。 一面砂に覆われたこの国には特等の吟遊詩人がいる。その声は天の御使いの声といっても過言ではなく、騒々しい街でも澄み渡るように響き、静かな夜の砂漠で耳にすればはその世界そのものが幻と間違えてしまうほど美しく感じるという。 但し、一つ欠点があった。 どんなに観衆が願おうとも砂漠の歌は紡がない。常に夢物語のような歌しか現実にはない情景しか語らない。騒々しい街中でも、静かな夜でも。 ≪静かに雪の結晶が降り続ける 音は全て吸い込まれ 光もすべて吸い込ま

Day3】ss4 パンケーキは強い。

目が覚めたら、光が降っていた。 いつもの部屋、その中で宝石が降っているかのような、小さな…

nanashima
2年前

Day2】ss3 その髪の行方は

長く長く伸ばした黒い髪。 願掛けをしながらつやつやになるように伸ばした髪。 知っているの…

nanashima
2年前
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Day1】ss2 名前を呼んだら絶対負け。

ss先輩は僕の名前を絶対に呼んでくれない。 他の人は普通に名前で呼ぶのに、僕への呼びかけは…

nanashima
2年前