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9月22日の世界遺産「伝説の都市トンブクトゥ」

トンブクトゥは、西アフリカのマリ共和国内のニジェール川の中流域、川の湾曲部に位置しています。
古代より長らく、サハラ砂漠を越えたアフリカ内陸の黒人と北アフリカからやってくるベルベル人やムスリムの商人が出会う交易拠点でした。

マリ帝国、ソンガイ帝国時代に繁栄し西欧では「黄金郷」や「黄金の都」として知られるほどでした。
間接的にはヨーロッパから来る商人ともつながっていたことから、この都市にまつわるさまざまな伝説や物語が伝えられました。

14世紀初めに、マリ帝国の王、マンサ・ムーサの一行がメッカまで巡礼に出た際に、途上で大量の金を使ったそうで、そのことで「黄金の都」伝説が広く世界に知れ渡った。

またトンブクトゥは商業だけでなく、イスラムの学問・宗教の拠点でもあり、多くのモスクや大学、マサドラ(高等教育機関)が置かれ、トンブクトゥは西アフリカ最大の都市となっていた。
アラブ・ムスリムの学者たちも往来し学問研究も盛んでしたが、16世紀以降は次第に衰退しています。

15世紀中頃にはイスラム文化が花開き、100以上のコーラン学校やモスクなどのイスラム施設が建設されました。
そして、当時の建築物の多くが今日まで残されています。

詳しくは、「歴史とか世界遺産とかを語るラジオ」から。


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