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チガヤ #空白小説
〈吾輩は猫である。名はチガヤという〉
空白小説大賞、まさかの2作目が生まれました。
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1作目はこちら。
特に記載はなかったけれど、複数応募大丈夫でしょうか。
今回は、部屋に落ちていた謎の植物?から物語が広がっていきました。
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細かい毛が生えていて、猫のしっぽのよう。とても小さいです。これなんですかね?
「猫のしっぽみたい 植物」などのワードで検索していたら出てきた植物のひとつ、それが茅萱(チガヤ)でした。
多分、見たことある。よくその辺に生えてる、ススキもしくは白いねこじゃらしみたいな植物。
それで、茅萱みたいな白くてふわふわのしっぽを持つ、「チガヤ」って名前の猫がいたらいいな…… と空想がふくらんで。
私がずっと挑戦している長編小説にも実は猫が出てくるんですけど、その子の名前はもうとっくに決まっているのでそこでは登場させられない。
そこで思い浮かんだのが、『空白小説大賞』でした。
1作目につづき、今作も私にしてはハイスピードで書けた物語。
茅萱の花言葉も、物語のエッセンスとなりました。
茅萱(チガヤ)の花言葉
「子どもの守護神」
「親しみ深い」
「みんなで一緒にいたい」
書いたあと、また猫の話じゃん!どんだけ猫好きなの〜 と思ったけれど、そもそものお題が猫ですからね。そりゃ猫になりますよね。
ねこの6歳は人間でいうと40歳くらいに相当するようです。
平均寿命は15年(人間でいうと76歳)ほどと言われていますが、最近は20年以上生きる長寿猫さんもいらっしゃるとか。
実家で一緒に暮らしていた猫の「チビ」は私が小学5年生のときにわが家にやってきて。まだ子猫で。少なくとも18年は生きていたので、チビもご長寿猫さんですね。
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「死」を描くことに対する迷いもありました。しかも、子どもの。
今までブログやnoteで書いてきた日記やエッセイもどきと違って、創作……物語を人目に晒すのって私にはとても勇気がいることで。
なぜか、日記や随筆以上に「自分」が反映されてしまう気がするんですよね。気恥ずかしさみたいなのもあるし。
頭の中の、普段人に見せないカオスで宇宙な部分が、果たして自分以外にも受け入れてもらえるんだろうかっていう不安とか。
でも、最近ちょこちょこ公開するようになって少しは抵抗も薄れたかなって。
いつか完成させたい長編小説なんてもっともっと勇気が必要だろうし、今から少しずつ心を慣らしていくのもアリかもしれないです。
ちなみに今回は特に意識した音楽があったわけじゃないけれど、書いていたらふとBUMP OF CHICKENの『プラネタリウム』が浮かびました。久しぶりに聴いて、いい曲だなぁって。
当時高校生だったかな。大人になりましたね。
……なれたのかな?
(あっれ…… 私この曲のMVはじめて観たかもしれない。きれい)
消えそうなくらい 輝いてて
触れようと 手を伸ばしてみた
一番眩しい あの星の名前は
僕しか知らない
いつだって見付けるよ 君の場所は
僕しか知らない
僕しか見えない
人が星を見上げて耽るのは、数多の輝きの中に縁(よすが)…… 自分にとっての心の拠り所を探しているからなのかもしれないね。なんて。
【おまけ】
公園の桜の木に実っていたさくらんぼ。
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