snap like motorola flip phone: 「snap」は「うまくやる」という意味のスラング。モトローラのフリップフォンがパチンと閉じる音を指している。
64: 1964年製のシボレー・インパラのこと。低車高の車として知られている。
catchin' my drift: 私の言っていることがわかる?という意味のスラング。
get under my skin: イライラさせる、気に障るという意味のスラング。
Light flex: 控えめな自慢という意味のスラング。
Tag it up: グラフィティで署名すること。
Drop a pin or addy: 位置情報や住所を送るという意味のスラング。
Rip the show: ショーを成功させるという意味のスラング。
Den mother: リーダー的な存在を指すスラング。
fam: 「family」の略。親しい友人や仲間を指すスラング。
kin: 家族、親族を指す。
Floatin' like it's mardi gras: マルディグラ(四旬節前の最後の祝祭日)のように浮かんでいる、パーティーのように楽しんでいるという意味のスラング。
Hardy hardy: からかう、笑うという意味のスラング。
blast away: 勢いよく進む、圧倒するという意味のスラング。
unnie: 韓国語で「姉」を意味する言葉。ここでは親しみを込めた表現として使われている。
OG: 「Original Gangster」の略。尊敬されるベテランを指すスラング。
bags: お金、収入を指すスラング。
mags: 「magazines」の略。
pack: 仲間、グループを指すスラング。
woof and attack: 犬が吠えて攻撃するように、強く出るという意味のスラング。
歌詞の面白い部分
Left the place in panic / Left to take another planet
パニック状態の場所を離れ、別の惑星へ行くという壮大な例えがユニークです。
You can smell the tires when they turnin' / You can smell the fire when it's burnin'
タイヤの回転や火の燃える匂いを感じるという具体的な感覚を例えに用いています。
I'm the judge and jury I don't wanna hear it / I'm the one they fearin' keep it on the low
自分を裁判官と陪審員に例え、恐れられる存在として描写しています。
Told my haters "Yo, more the merrier"
アンチに対して「多いほうが楽しい」と言う表現が面白いです。
Put a little more down for the buss down / Went on tour on a bus and tore the bus down
高価なジュエリーに投資することと、ツアーバスを壊すほどの盛り上がりを対比的に描いています。
Watch me snap like motorola flip phone
モトローラのフリップフォンのようにパチンと決めるという比喩がユニークです。
Bring that bounce like 64
1964年製シボレー・インパラのように跳ねる、という低車高車文化のリファレンスが面白いです。
(筆者追記)「Skirt」でタイヤが急ブレーキや急カーブで「スキッド(skid)」する動きや音を指すスラング、「Catchin' my drift」でドリフト走行(車がコーナーを滑るように曲がる動き)を指すスラング、さらに合わせて、「Tokyo Drift」で映画「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」に言及している可能性が高いです。車関係のリリックで面白いですね。
Den mother mother wolf / So don't make fun of my kids
自分を狼の母に例え、自分の子供を馬鹿にしないでという強気な母性を表現しています。
Floatin' like it's mardi gras yeah
マルディグラのように浮かんでいるという表現が楽しげで印象的です。
You can call me HARVEY / But I'm not your barbie doll, yeah
自分をハーヴィーと呼ぶことは許すが、バービー人形のように扱わないでという表現が強気です。
Young queen but I act like an unnie / Young blood but I'm built like an OG