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【天然100%ってほんと?】アロマパルファンは合成香料一切なし!

皆さま、こんばんは。
アロマパルファニスト/アロマエアスタイリストの
七瀬葉月です。

今日は「アロマパルファン」って本当に天然ものなの?
ということについて、書いていこうと思います。

まず「アロマパルファン」はその名の通り、
「アロマを使用して創った香水」です。

アロマ、と言っても、店頭ではブレンドアロマも
販売されていますので、
ここで言う「アロマ」の定義を少しお話します。

「アロマパルファン」を創るために使用する「アロマ」は、
すべて単一の植物から抽出された、天然100%の単一植物の
精油です。
合成香料、ブレンドオイルは、一切使用しません。

特別(濃度が)濃い精油については、
最初から50%に希釈していたり、
10%に希釈しているものを使うこともあります。
これらは精油として既に希釈済みの精油として
販売されているものもあれば、
アロマパルファニストの方で、
使いやすいように希釈しているものもあります。

希釈は、無水エタノールを使用します。
私は、同じ無水エタノールでも「植物由来」と表記されている
無水エタノールを使用しています。
せっかくなので、植物に拘りたかったんですね。
器具を洗浄したりする場合は、
通常のドラッグストアで販売されている
無水エタノールを使用しますが。

天然100%の植物の精油だけで創るアロマパルファン。
厳密に言えば、天然100%の精油と無水エタノールだけで
創る香水です。

合成香料、防腐剤その他の添加物は一切使用しません。

そのため、アロマパルファンはできるだけ6ヶ月で
使い切っていただくよう
セッションの最後にお伝えしています。

天然100%の植物の精油は、大変希少価値があります。
よく引き合いに出されるのは、ローズ、
つまり薔薇の精油ですが、
ローズは1滴の精油を抽出するのに30本の薔薇の花が必要です。
1滴=約0.05ml、と言われています。

私が創るアロマパルファンは、濃度は約10%です。
そして、フルセッションでは30ml、ミニセッションでは15mlの
パルファンを創ります。
濃度10%ですから、30mlの場合は3ml、15mlの場合は1,5mlの
精油を使うことになります。

特に高価なローズ、ジャスミン、ネロリなどを
どばっと入れてしまうと、
一気にコストが上がります。
そこで、ローズでしたら、ローズそのものを控えめに使いつつ、
違う精油で下支えし、ローズの香りとして
ブレンドすることが多いです。

また、天然100%の精油なので、
生産年ごとに微妙に香りが違います。
合成香料だとこのようなことは起こらないかと思いますが、
天然故に、出来の良い年、出来の良い地域が違ってくるのです。

私が使う精油は、「グリーンブレス」というブランドを
使っています。
フランスで、実際に香水を創るのに調香師が使用する
精油と同じです。
またヨーロッパの方で生産されるお菓子の香り付けにも
使われているとのことです。
非常に素晴らしい香りなのですが、
やはりお値段もそれなりにします。

基本、アロマパルファンを創る時には、
この「グリーンブレス」の精油を使うよう
指示が出されています。
こちらは、日本アロマパルファンヌ協会の認定資格なので、
協会が認めている精油である必要があるわけですね。
高価ではありますが、
出来上がったアロマパルファンには
納得していただけると思います。

以上のように、アロマパルファンには
合成香料は一切入っておりません。
合成香料が苦手、でも香りは使用したい、という方には
アロマパルファンはそっと寄り添ってくれるでしょう。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

七瀬葉月

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