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その時やってれば【漫画家デビューの話】

※トップ絵は最近自分が作ったAI漫画の表紙絵です



私が漫画家デビューしたのは
イラストレーター専業時代に角川さんの
Newtypeでコラムを描かせていただいてたんですが
ある日いきなり
「漫画連載を何月から10話分やって」
って言われたからです

いきなり商業誌で漫画連載!?
普通は断るでしょう
「私できません!!」って
私はその時
「10話分ならなんとかなるかなあ?」
と思ったんですよ、、、

それで連載することになったんです

イラストレーターに来た依頼なので
出来るだけイラストレーターっぽい漫画で

ビジュアル重視の漫画にしようと思いました
その辺は戦略というかイメージですね

その時のデビュー作がこれです
コミックスが出ています


なんでいきなり漫画が描けたのか
というと

同人誌で二次創作の漫画を描いていたからです
エロではなくギャグとかシリアスとかです
当時は同人誌ってみんなモノクロ漫画の本だったのです

私は1ページ漫画とか10ページ以内の漫画しか描けなかったのですが

それでも最低限の漫画作業の知識と作業経験がありました
それでいきなり漫画作業ができたのです


仕事になるかわからなくてもちょっとでも触ってみておくというのは大事かもですね




いきなり商業誌で漫画連載になったからか
当時とても叩かれました

絵だけの漫画

イラストだけにしとけばいいのに

(いや依頼が来たからやってるのであって
やりたいだけでは実現せんって)



この間まで漫画はシロウトだったので
たくさんの「読者」から上から目線で
「アドバイス」されました

「もっとこういうふうにしたらいいよ」
って


でも

「あいつがやれてるから簡単だ」

「自分でも出来るんじゃないか?」

と思ってその時期に初めてみた人は知りません
アドバイスする程度のものなんだから
当然「こんなの誰でもできそう」と思うはずなんですがね




結局そのあと私は集英社さんで漫画連載を10年できました

なんか言ってた人も
その時始めてみたら良かったのに?
って思います



行動で未来が変わっていくんですよね

元々私も同人誌作家で
その人たちとはなんら変わらない立場だったのに、、、




2024/06/23
七瀬葵

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