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「あたらしい歌集選考会」のお知らせ

木下龍也選:1名 岡野大嗣選:1名
登録締切:2020年9月30日
応募締切:2020年10月13日(消印有効)
結果発表:2021年1月23日予定

2021年度にナナロク社より刊行する、歌集のための選考会を公開応募いたします。既に多くの出版社や賞が、毎年、優れた歌集や歌人を見出し、輩出しています。選考会を開催する経緯は「出版社から」として末尾に記しましたが、歌集刊行のための作品公募をするにあたり、以下の3つを軸にしました。

1、これまでに歌集を刊行していない歌人を対象とすること。
2、選考者を歌人ひとりとして、偏りのある審査をすること。
3、応募条件・刊行条件を明確にして、才能を広く募ること。

選考を担う歌人を「選考者」、選ばれた作品を「選出作品」としました。今回の選考会では、選出作品を「2枠」設けました。
1枠ごとに異なる選考者は、歌人の木下龍也さん、岡野大嗣さんに依頼して、それぞれお受けいただきました。


これから「あたらしい歌集選考会」の詳細をご案内いたします。
以下に「応募概要」「応募方法」に分けて記載しました。
すこし長いのですが、上から順にすべてお読みください。


【応募概要】

◎選考者と選出作品
木下龍也選/歌人の木下龍也による選出の1作品
岡野大嗣選/歌人の岡野大嗣による選出の1作品
すべての応募作品は、両名がそれぞれ単独で読み、選考いたします。

◎応募条件
これまでに「個人歌集の一般流通」(※)による刊行をしていない方が対象となります。
(※)ここでの「個人歌集の一般流通」とは、「ISBNを取得した単著歌集の刊行」のことです。それ以外の書籍の刊行歴は問いません。例えば、私家版歌集や、ZINEや同人誌での短歌収録等の刊行がある方もすべて応募いただけます。また、出版社から共著を含む複数著者による歌集の刊行のある方も応募いただけます。

◎募集作品
・短歌100首(未発表・既発表は問いません)
応募作品は1人100首。仮に作品数に過不足があった場合も、作為がないと判断されれば応募作としてお受けします。また、表題の有無や、連作などの構成は募集条件としては問いません。ご自身の作品にふさわしいと思う形式でご応募ください。

上記作品のほか、氏名・筆名・生年月日・住所(郵便番号、建物名などは省略しない)・電話番号・プロフィール(原則自由/200文字以内推奨)をご記載ください。詳しくはもう少し下にある「応募方法」をご覧ください。

◎選考方法
・すべての「応募作」を選考者が読み選出します。
・歌集刊行を前提とするため、選考者からの選出作品を発行責任者である出版社代表(編集者を兼ねる)が受けて、最終決定とします。
・仮に、選考者両名の選出作品が同じとなる場合は、なるべく多くの第一歌集の刊行という開催趣旨に基づいて、どちらか一方の選出とします。もう一方の選考者は、作品選出の再検討をします。

◎応募締切
2020年10月13日消印有効

◎結果発表
2021年1月23日予定
インターネットでの発表のほか、『選考会の記録』(仮タイトル、予価1000円+税)に作品を掲載します。

◎歌集編集と刊行条件について
ナナロク社から第一歌集を出版します。
歌集は応募作に加筆した200~300首を想定していますが、選出作品の個性に合わせて作者と考え、2021年度内の刊行を前提に制作を行います。歌集制作には、選考者も関わります。

刊行条件は概ね以下の通りです。
初版印税7% 増刷印税10% 初版予定部数2000部以上
※初版刊行時に出版社が献本などの非販売分として使用する冊数は印税の対象外となります。
※著者の費用負担や、著者による書籍購入の必要はありません。


【応募方法】

応募の前に登録が必要です。登録は「登録費」の購入で完了します。
作品の応募とあわせて、【Step1】と【Step2】に分けてご案内します。

短歌選考会説明_2

●Step1(登録/「登録費」の購入)
下記のサイトにて「登録費」(1000円+税)をご購入ください。
https://nanarokusha.shop/items/5f02e9c8ec8fd31b78396544
登録締切(販売期限):9月30日

・「登録費」の購入で登録完了となります。
・購入者の「お名前/住所/電話番号」が応募者の事前登録となります。購入者と応募者が異なる場合は購入時の備考欄に、応募者の「お名前/住所/電話番号」をご記入ください。
・応募の有無に関わらず登録費の返金はいたしません。ただし、選出作品が1作品もでなかった場合、全員に返金をします。返金方法はその際にご連絡します。
・「未登録」の作品が応募された場合は、不受理となります。その場合も応募作品の返却はいたしません。

☆登録者には応募の有無に関わらず『選考会の記録』(仮タイトル、予価1000円+税)を選考結果発表後に発送します。選出作品の掲載、選考者による選考の言葉を収録した冊子です。送料含めて追加の支払はありません。なお、同書は一般購入もできるよう販売予定です。


短歌選考会説明_3

●Step2(作品の「応募」)
次の内容に沿って、期日内に作品を応募ください。
応募締切:10月13日(消印有効)
・応募作品は1人短歌100首(未発表・既発表は問いません)。
・市販のコピー用紙(A4サイズ推奨)に記載。用紙1枚に10首程度が望ましいです。
・別紙に氏名/筆名/生年月日/住所(郵便番号、建物名などは省略しない)/電話番号/プロフィール(200文字以内推奨)を記載。
・上記を1セットにして「2部」(選考者2名分)を以下のナナロク社まで送付します。

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〒142-0064 東京都品川区旗の台4-6-27 株式会社ナナロク社
「あたらしい歌集選考会」行
電話:03-5749-4976

※応募作品の返却はいたしません。作品の修正はお受けいたしません。
 発送前にいま一度、応募内容をご確認ください。
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●応募にはご注意ください
・応募締切7日前(10月6日)迄に作品が確認できない場合、shop@nanarokusha.comより一度、登録アドレスに確認の送信をいたします。メールが受信できるよう設定などご注意ください。メールが未達となる場合もそれ以外の方法での連絡はいたしません。あくまでも応募忘れや間違いを防ぐ補助的なものです。応募にはくれぐれもご注意ください。

●応募作品の著作権について
・すべての応募作の著作権は作者に帰属いたします。また、ナナロク社は応募作の権利を尊重し、出版権を優先的に有することはありません。
・そのうえで、すべての応募作は選出作品に関わらず、その一部を引用され掲載される可能性があります。インターネット上での選考会の結果報告や選考者による言及、『選考会の記録』(仮タイトル、予価1000円+税)への同様の内容での掲載などです。


応募概要と応募方法については以上です。分かりにくいところ、ご不安なところがありましたら shop@nanarokusha.com までご連絡ください。

最後に、「あたらしい歌集選考会」までの経緯とあいさつを記しました。
こちらは読まれなくても応募に関する情報に支障はございません。


出版社から

ナナロク社は2008年に創業した出版社です。スタッフは常時3名ほどの会社です。書籍の制作から販売までの、企画、編集、宣伝、営業を一貫して自社で行い、また、書籍に関わる大小の展示の企画や開催も行います。

詩集、写真集、アートブックに、エッセイ集やコミック、絵本までと、才能とのめぐり合わせから、12年間で90冊近い書籍を作りました。その中で歌集はただ一冊、『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』(木下龍也、岡野大嗣の共著)のみです。

ただ一冊ではありますが、歌人の岡野大嗣と木下龍也という才能との出会いは短歌の世界を開き魅了するに十分でした。『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』展や、短歌教室をはじめとしたイベントなど、本を軸にしながら多くの詩的空間を共にしました。

その後、谷川俊太郎の詩と短歌による連詩『今日は誰にも愛されたかった』(谷川俊太郎、岡野大嗣、木下龍也の共著)の刊行を経て、念願だった個人歌集の企画に着手しました。
考案する日々の中で、他社より新しく刊行される歌集の一冊一冊のほとばしるような姿を見ては、いままさに才能が短歌の世界に満ち満ちているという実感を重ねていきました。

そこで先ず、ナナロク社として2021年度と2022年度の2年間で7冊の「第一歌集」を刊行することに決めました。「あたらしい歌集選考会」はその軸として、来年も開催いたします。

と同時に、選考会以外でも、よい縁、よい才能と会えば歌集の刊行を行います。現在、歌人の岡本真帆さんと来年度の刊行に向けて動きだしております。ちょうど選考会の構想に入ったところでのご相談で、これまでの縁とタイミングもありましたが、いくつかの岡本さんの短歌にも強く惹かれ、作歌のための1年以上の制作期間などを前提に、第一歌集の刊行をお受けしました。刊行条件も選考会と同様です。

あえて、このことを記したのは、「あたらしい歌集選考会」を特別なものとしないほうがよい、という考えからです。ナナロク社の中でもひとつの選択肢にすぎません。しかし、とてつもなく魅力的な選択肢にもしていきます。選考も、大きく偏りがでることを期待しています。
他と比べてこちらが良いと言い切る中に混じる嘘を注意深く払いながら、素晴らしい才能と出会い、良い本をつくり、詩的な空間を生み出すことができるよう、ナナロク社という場をいかしていきたいと思います。

みなさまのご応募を心よりお待ちしております。


2020年7月6日 
ナナロク社 村井光男



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出版社ナナロク社です。書籍やイベントのお知らせ、読み物をお届けします。でも、しばらくは会社からのお知らせもこちらで。noteっぽくない使い方ですみません。
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