見出し画像

就活日記 2

久々に大学の友達がお家に遊びに来てくれた。

2人のうち一人は留学行く前に遊んだっきり、約10か月ぶりの再会だった。オンライン上、画面越しであっていると全然久しぶりの感じがしない!つい昨日話して会ったじゃん!みたいな感覚。オンライン電話などもする人とはするようになって、たまにしか会えないという関係よりも距離が近くなったとまではいかないけど、間違いなくこのツールは会えない距離を埋めるのには十分だ。

周りの子もよく話しているが、無駄な人間関係がかなりなくなったと感じている。バイトの飲み会とか(私はあっても行かないが)、サークルの打ち上げとかがなくなって実はうれしい人も多いのではないだろうか?わたしは親しい何人かでしっぽり飲むのが一番好きなのでうれしい。その意味では新しい人間関係というのはかなり生まれにくいが。まあ怖いのがコロナが収束してから、そういう煩わしさから解放され、いかに無駄な時間が多かったかと気づいた人が、行きたくもないのに人付き合いうんたらで行かなきゃいけないときにすごい嫌悪感を感じそう。

さっきの話に戻りますと、1歳の姪っ子と遊んだり、夜ご飯を作って食べながら説明会を聞いたり、わたしはシェアハウスのオンライン内覧会があったり、夜はビールとアイスを手に一人のピアノ演奏に合わせてカラオケみたいに歌ったり、最後は梅酒を飲みながら永遠と話した。

正直全部録画して永久保存版にしたいくらい熱い夜だったが、酔っぱらって話した内容を忘れているものも多い気がする(笑)。でも、ほろよいながら考えながら意見をいったり話したりしたのはものすごい楽しかった。こんなこと話せる友達がいてわたしは幸せだなあ~!としみじみ。

文章つくるのが難しかったので、いいな~と思った話を対話形式で書きます。備忘録として。


私:日本ってもうさ、裕福で便利すぎるよ。便利が幸せにつながるかはわからないよ?お金を手にすればするほど不安も大きくなるっていうじゃん。

友A:でもさ日本人って確かにお金持ちだけど心は貧しくない?

私:ん!たしかに。日本人って全然募金とか寄付とか見て見ぬふりする人が多いイメージある。

友B:そうね。隣国なのに韓国とかのほうがずっと心優しい気がする。ある国で切符買うときに、お金くれって人が寄ってきて、私は無視すればいいよって言ったのに、韓国人の友達は財布の中の小銭全部その人にあげてたもん

私:そうそう。ヨーロッパ人も道でうずくまってお金くれと祈っている人や声をかける人に積極的にお金をあげるイメージ。友達も一回は通り過ぎたのにわざわざ戻ってお金あげてたもん。

友A:すご!

私:今まで海外の弱者や貧しい国ばかりに目がいってそんな日本のことって気にしたことなかったな。世界幸福度ランキングだって先進国の中ではダントツ低いし。どうしたら日本人の心の貧しさみたいなものを取り除けるんだろうね。

【参考】「世界幸福度ランキング2019年版」日本の要因別順位
健康寿命 2位(74.8歳)
GDP 24位
自由度 64位
寛容さ 92位
腐敗のなさ 39位

友A:私はさ、就職先で結構メーカーとかいいなと思ってみてるんだけどさ、生活の中の小さな幸せを作るのに携わりたいんだよね。「今まで全然気づいてなかったけどこれちょっといいな」「ちょっと便利だな、幸せだな」って思えるものが増えればさ、例えばさっき話したような心の貧しさとかさそれ以外にもいっぱいある社会の問題とかにさ、気付けると思う。それと同時に心の余裕が生まれて毎日の小さな幸せに気付けてもらえたらいいなって思う。ほら、例えば、この流しのとこにある皿置きとか。さりげないけどこれって実はすごい便利じゃない?↓

私:ああ~なんかこういう人がいるなら日本の未来は安泰だあ~。二人にメーカーは任せたよ。

とおもった。本気で。ちょっと個人的に彼女の話は哲学ちっくで難しかったし、必ずしも自分が直接に企画から商品開発に携われるわけではないじゃん?って思ったしそれを言ったけど、、、(別に間接的にでも関われればいいみたいなこと言ってたけど、あーなんて彼女が言ってたか忘れてしまったああ。)もっとまた今度語らなくてはね。とにかく感銘を受けた。

みんなさ単に周りが就職するから自然な流れで就職しているのかと思っていたしケッて思ってたけど、ちゃんと信念というかこんな素晴らしい思いがあったということに感動したし、すばらしいし、こういう人にこの職業についてほしいし、採用担当もこういう人をお願いだから入れてほしい。その反面わたしっていつも自分のことばっかり考えていたな~って思ったのさ。

会社の言う通りになりたくないとか、ちゃんと自分の頭で考えて働きたいとか、でも残業はしたくないとか、週休完全二日制であってくれとか、できれば週3くらい休みほしいしその休みで都会離れて土集めるところから陶芸したいとか、のびのびリフレッシュしたいとか、満員列車は絶対乗りたくない、とか。いや、もちろんこれは大切だし、仕事選びの土台となるのって、誰になんて言われようと自分の意志だ。

でもね、漠然と「他者への貢献」が一番のやりがいで自分の幸せにつながるし人生の喜びってやつなんだってことは知っているけれど、具体的にじゃあどうしていくの?って考えたことなかったなあ。社会をよりよくするためにはどうするのか。私にはなにができるのか。大きい質問で目がくらみそうになるけれど、自分自身の確固たる答えが生まれれば私的「かっこいい人」になれるんだと思う。

焦らず着々と模索していきます。



てかね、さっき日本の幸福度ランキングのデータを調べたんですけどソースこれです。2020/3/21の東洋経済の記事。

https://toyokeizai.net/articles/-/337637

なんですけど、恵まれているといわれる国なのに、世界と比べてなぜ日本の幸福度は低いのか。世界幸福度ランキングの結果の分析による仮説が書いてありました!

この著者金森重樹氏は彼が監訳した『幸福の意外な正体』(ダニエル・ネトル著、山岡万里子翻訳)を引用。特別な資格を持った専門職と、単純労働者の満足度の間には幸福度に差があった。

高い社会階級に身を置くことのよさとは、所得とは無関係の何か別の要素

金持ち→幸せの方程式も多少は正しいかもしれない。だが、もう一つ。といかめっちゃ個人的に納得したのだが、生活を自分で管理できる時間が幸せにつながる。だからフリーランスなど自分の自由度が高いと幸福につながる。

あと、ほかにも言っていたポイントとして、

1. 言論・報道の自由がだんだんなくなっている(例えばテレビ報道を見ても辛らつの意見を言うコメンテーターが圧倒的に前より減った。なぜなら視聴者の批判を番組は一番に恐れるから。)

2. ボランティアする人が日本では少ない。社会貢献は幸福につながる。

など。そして「幸せ」とは何なのかを考える必要があると記事を締めくくっていた。


忙しい、心の余裕がない、人のことを考える暇がない、思考する時間がなかなかとれない......... すべて自由に使える時間がないことと繋がっている気がする。


忙しい、心の余裕がない、人のことを考える暇がない、思考する時間がなかなかとれない......... すべて自由に使える時間がないことと繋がっている気がする。

例えばリニアモーターカーができて人が東京から大阪までたった数十分で移動できることで、それをいいことにもっとスケジュールを詰めて逆に忙しくなってしまわないか。もっと自分がすきに使える時間が減ってしまう可能性もあると考えると、でもやっぱりこれ以上便利になることは人間にとって幸福なのかという考えに戻ってしまう。ちょっぴりの幸せ程度なら素敵だし大歓迎だけれど、そのありがたみを、技術の進歩の恩恵に感謝できなくなって当たり前のように考えなしにただ使うようになってしまったら、その背景にある問題や表では語られない部分を見ようともしなくなってしまったら、うまく言葉にできないけれど、きっといつかガタがきてよくないことが起きる。罠にはまってしまうだろう。

まとまっていないが、ここまで書いて一つ思ったのは、ただ開発し人を搾取する企業ではなく、社会問題に真摯に向き合うマインドセットができてる会社に勤めようということです。


おしまい。

なんか就活日記が成長の記録になってる。私の場合、なにか新しかったり考えたりしない限りnoteを書かないのですごくいい日々の記録になってます。


今日の写真はアムスの水路です。なーーんかアムステルダムって家がちょこちょこ傾いてるんだよなぁ~?なんでなんだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?