創作物はどこまで道徳的に”正しく”あるべきか
先週公開された『ゴールデンカムイ』の最終話を読んで以来、作品を巡る賛否両論の意見を眺めつつ、果たして創作物とはどこまで道徳的に正しくないといけないのか、ということを考えていました。
最終章はちょっとバタバタと終わってしまった印象で、ビール工場あたりまでが一番面白かったなあと思いますが、それでもやっぱり好きな作品です。今まで漫画に許されてきた表現やテンプレートに対する批判精神があり、しかも真っ向から批判するのではなく、笑いの中にアンチテーゼがあるところに作者はとても冴えている